UGREEN NASを普通のNASとして使えるようにするまでの手順まとめメモ
はじめに
UGREEN の DXP4800 Plus を購入したが、最終的に TrueNAS に載せ替えて運用することにした。
その理由・経緯・載せ替え手順をまとめる。
この記事では、
「UGREEN NAS に不満があったから TrueNAS に逃げた」
という話ではなく、
技術的にやりたいことを満たすには TrueNAS が最適だった
というニュアンスでまとめている。
1. UGREEN NAS(UGREEN DXP4800 Plus)を選んだ理由
まず購入した理由は、「普通にNASが欲しかった」から。
主には、動画や画像などの大容量ファイルを一元管理で保存したかったのと、
クラウドストレージのバックアップを取りたかった、の2点。
そこでNASを探したところ、UGREENの製品がブログなどで多数取り上げられていたので、今回購入した。
ハードウェアスペック的に様々なサーバ系アプリを載せられそうであったし、その割に安価であったため。
あと、新しいものには惹かれるという性癖のため。
ハードウェアとしての魅力度はかなり良かった。
2. しかし実際に運用して気づいた “噛み合わなかった部分”
ただ、自分が求めていたNASとしての運用という観点ではどうしても限界を感じた。
- サーバー系アプリが少ない。標準的ではない
- Docker系コンテナも不自由。不透明
- 普通にLinuxサーバとして使うのがちょっと難しかった
少し触る分には問題ないが、NASとして365日データ保存として使うには厳しいかなって感じであった。
3. TrueNAS 移行を決めた理由
よって、TrueNASに乗り換えることにした。
ベースがBSDであるし、それなりの実績もあるので。
あとは、これもやっぱり、「新しいものに惹かれる」という性癖のため。
結果としてDXP4800 Plusを強力なZFS NASに進化させてみた。結果は超満足している。
4. TrueNAS への載せ替え手順
ここから実作業。メインコンテンツ。
参考にしたサイトはこちら
4.1 SSDを追加装着
UGREEN DXP4800 Plus はSSD が1枚装備されている。
しかし、それはデフォルトのOSがインストールされているため、そのSSDは使わない。
空きスロットが2つあるので、そこに別途購入したSSDを装着する。TrueNASはそちらにインストールする。
なお、スロットのうち片方はブート不可なので、注意。
(間違った方に装着しても、TrueNASインストール後に差し替えればOK(実証済み))
4.2 TrueNASのインストールUSB を作成
- TrueNAS Community Edition をダウンロード
- Etcher でUSBメモリに書き込み
- USB を DXP4800 Plus に挿す
※USBメモリへの書き込みは、ダウンロードしたISOファイルのコピーではないです。
4.3 USB ブート → TrueNAS インストール
DXP4800 Plus は 電源投入直後に Ctrl+F12 連打でBIOSメニューが出る。
BIOSの設定事項は下記。
- "Watchdog Timer" を "Disabled" にする
- "Boot順"で"USB"を最優先にする
- デフォルトの"M.2 SSD"を"Disabled"にする
1つ目はBIOS設定中の強制自動再起動を防止するため。
2つ目はUSBメモリからTrueNASインストーラーを起動するため。
3つ目はUgreen NASの初期OSを消さないようにするため。
USBからTrueNASのインストーラーが起動したら、あとは普通にインストール。
インストール完了時には外部からアクセスするためのWebUIが表示されるので、写真撮っとく。
これで TrueNAS が動くし、WebUIから設定・管理できる。
5. TrueNASを運用
ここから先は利用形態によって様々ですが、
普通にRAIDを構築して、アプリをインストールしての運用です。
NASとして一般的な感じですので、普通に設定すればOKです。
なお、現状、非常に安定して動作しています。
※一部のアプリは別記事で詳細を書くかもです。
※実はメモリも8GB→24GBに拡張しています。
6. 結論
DXP4800 Plus はハードとしては優秀で、
TrueNAS を載せることで 安価で超強力な NAS に進化した。