Windows向けAIワークスペース「Compass」をOSS公開しました。LLM動作確認に協力していただけませんか?
Windows向けのAIワークスペース Compass を個人開発し、GitHubでオープンソースとして公開しました。
GitHub
https://github.com/niki-ikuo/compass
まだ開発途中ではありますが、一通り利用できるレベルになってきたため公開しました。
現在、特に 各種LLMでの動作確認 に協力していただける方を募集しています。
Compassとは
Compassは、一言でいうと 「ローカルフォルダ向けのAIワークスペース」 です。
AIチャットだけではなく、ローカルフォルダ内のファイルをAIと一緒に編集しながら、文書作成やデータ分析、プログラミングなど、さまざまなテキスト作業を行うことを目的としています。
現在実装している主な機能は次のとおりです。
- マルチLLM対応(OpenAI互換API)
- Ollama対応
- AIエージェントによるファイル編集
- Markdownエディタ
- コード生成・プログラミング支援
- Windowsネイティブ感覚で利用できるデスクトップアプリ
どんなことに使えるの?
Compassは「コードを書くためだけ」のツールではありません。
ローカルフォルダをワークスペースとして開き、AIと対話しながら、文書作成・データ分析・プログラミングなど、さまざまなテキスト作業を行えます。
一般:ワークスペース全体
メモやMarkdown、設定ファイルなど、フォルダ内のさまざまなテキストを開き、AIに質問したり要約させたりしながら内容を整理できます。
▼ ワークスペース全体とAIチャット
文書:AIマニュアル生成
既存のプロジェクトやソースコードをAIに解析させ、マニュアルや設計書などのドキュメントを生成できます。
ソースコードだけでなく、フォルダ全体を参照しながらドキュメントを作成できるため、既存プロジェクトのドキュメント整備にも活用できます。
▼ AIによるゲームマニュアル生成
データ:CSV分析
CSVファイルを開き、SQLを書くことなく自然言語で質問するだけで、集計や分析を行えます。
例えば、
- 「売上上位10件を教えて」
- 「月別の売上を集計して」
- 「商品別にグラフ化して」
といった質問をするだけで結果を得られます。
▼ 自然言語によるCSV分析
コード:Breakoutゲーム
AIエージェントに「○○を作って」と指示することで、複数ファイルからなるアプリケーションを生成・修正できます。
生成されたコードは差分を確認しながら適用できるため、AI任せではなく内容を確認しながら開発を進められます。
下の画面は、Agentに依頼して作成した Breakout風ゲーム です。
▼ Agentで作成したBreakout風ゲーム
コード:Androidリバーシアプリ
Compassではデスクトップアプリだけでなく、Androidアプリの生成も可能です。
下の画面は、Agentに依頼して作成した Android版リバーシアプリ です。
▼ Agentで作成したAndroidリバーシアプリ
CursorやClaude Codeとは何が違うの?
一言でいうと、Compass は「コード専用 IDE / CLI エージェント」ではなく、ローカルフォルダ向けの AI ワークスペースです。
| Compass | Cursor | Claude Code | |
|---|---|---|---|
| 形 | Windowsデスクトップアプリ(Electron) | VS Code系AI IDE | ターミナル上のコーディングエージェント |
| 対象 | メモ・文書・データ・コードなどテキスト全般 | 主にソフトウェア開発 | 主にコードの調査・編集・実行 |
| 体験 | フォルダを開く → 編集 → AIに聞く → 差分を確認して適用 | エディタ一体型のAIコーディング | CLIで指示してエージェントが作業 |
| LLM | OpenAI互換のマルチLLM(Ollama含む)。ClaudeはOpenRouter経由 | Cursor独自 + 各種モデル | Anthropic Claude中心 |
| エコシステム | Git連携・MCP・拡張機能は未対応(今後対応予定) | VS Code拡張・Git連携が充実 | CLI中心のツール |
Cursorとの違い
Cursorは「コードを書くためのAI IDE」です。
一方、Compassはプログラミングだけでなく、
- Markdown
- テキストファイル
- CSVなどのデータ
- ドキュメント作成
- コード生成
など、テキスト作業全般をAIと進めることを目的にしています。
また、Compassには
- 一般
- 文書
- データ
- コード
といった用途プリセットを用意しており、作業内容に応じてAIの振る舞いを切り替えられるようにしています。
そのため、CursorやVS Codeを置き換えることを目指しているわけではありません。
Claude Codeとの違い
Claude Codeは、ターミナル上で動作するCLIエージェントです。
CompassはGUIベースで、
- ファイルツリー
- エディタ
- AIチャット
- 差分プレビュー
を1つの画面で扱えるワークスペースになっています。
また、特定のLLMに依存せず、自分で利用したいAPIプロバイダを設定できます。
OpenAIだけでなく、OllamaやOpenRouterなども利用できます。
なぜ作ったのか
最近はCursorやClaude Codeなど非常に優秀なツールが増えてきました。
一方で、
- 自分の好きなLLMを自由に使いたい
- ローカルフォルダ全体を対象にAIと作業したい
- 文書もコードも同じ環境で扱いたい
- Windowsで気軽に使えるGUIアプリが欲しい
そんな思いから開発を始めました。
現在お願いしたいこと
現在もっとも協力していただきたいのは、各種LLMでの動作確認です。
OpenAI互換APIを採用しているため、多くのサービスに接続できますが、提供元ごとに細かな挙動の違いがあります。
例えば、
- OpenAI
- Azure OpenAI
- Ollama
- OpenRouter
- Groq
- Together AI
- その他OpenAI互換API
などを利用されている方がいらっしゃいましたら、
- 正常に動作した
- このモデルではエラーになった
- このプロバイダではこんな挙動だった
といった情報を GitHub Issue に投稿していただけると非常に助かります。
一緒に開発していただける方も募集しています
CompassはOSSとして公開しています。
歓迎する内容は例えば、
- バグ修正
- 新機能の実装
- UI改善
- ドキュメント整備
- テスト
などです。
小さな改善でも大歓迎です。
最後に
Compassはまだ発展途上ですが、「WindowsでAIを使ったテキスト作業をもっと快適にするワークスペース」を目標に開発を続けています。
興味を持っていただけた方は、ぜひ試していただき、LLMの動作確認や改善点などのフィードバックをいただけるとうれしいです。
また、プロジェクトに共感していただける方がいらっしゃいましたら、開発にもぜひ参加してください。
GitHubのStarも開発の励みになります。
よろしくお願いします。




