PepperのOSはNAOqiOSというGentoo LinuxベースのOSになっています。
そのNAOqi OSのVMイメージがアルデバランのディベロッパーサイトで公開されているので使ってみました。
(情報をくれた河田さん神です)
ダウンロード
こちらのサイトからダウンロードしましょう。ログイン必須なので、ディベロッパー登録をしていない人は登録をしましょう。
ここではOpenNAO OS VirtualBox 2.1.2
をダウンロードしました。
ダウンロードが完了したらVirtualBoxにインポートしましょう。
起動
インポートしたら起動させます。
ユーザー名: nao
パスワード: nao
でログインできます。
PepperにSHHログインするときと同じ感覚ですね。
Pepper開発は通常本体が無いと難しいですが、このVMを使えば本体がなくてもPepperにまつわる環境整備などはある程度できるかもしれません。
ちなみに、rootにはなれないっぽいです(?)
なんとpipが使えます。
今回のメイントピックです。 Pepper(NAOqiOS)にSSHログインしたときはpipは使えませんが、NAOqiOS VMならpipが使えます。
$ pip install websocket
などで追加したいモジュールをインストールしてみましょう。
インストールしたパッケージ確認
/usr/lib/python2.7/site-packages/
以下にpip installしたパッケージが追加されています。
$ ls /usr/lib/python2.7/site-packages/
ここの中に新しく追加されたものが依存関係解決でインストールされたモジュールになります。
最後は手動でchoregrapheに
これらをzipにまとめてscpなどでホストOSに持って行きましょう。
(zipコマンドは-rオプションをつけて再帰的に圧縮かけましょうね)
ホストOS側では前回の記事のように外部モジュール追加の手順でコレグラフに追加しましょう。
依存関係が解決された状態でモジュールを使うことができます。
まとめ
NAOqi OSのVMがあることも知らなかったし、pipインストールできることも知らなかったのでだいぶメカラウロコ状態でした笑
外部モジュールをPepper開発で使う際は是非やってみてください。