ブロードキャストドメイン
ルーターとは、最適ルートを選択してくれる
ネットワーキングデバイスであり、それを中
継しないとネットワーク間でのデータ転送が
できない。
他にも重要な役割を持ち、ブロードキャスト
を他ネットワークに送り出さないという役割
も持つ。
例えば、送信元IPアドレスを取得するために
、動的IPアドレスである、DHCPを行ったと
しよう。その際に、DHCPサーバを探すため
に、DHCPDISCOVERをブロードキャストで
送信をするが、それはそのLAN内とルータを
駆け巡る。ルータの機能性として「ブロード
キャストを他ネットワークに流さない」とい
うものを持たないと、全世界中にそれが発信
されてしまい、結果として回線をパンクさせ
てしまう。
ブロードキャストが届く範囲のことを、ブロ
ードキャストドメインというが、ルータはブ
ロードキャストドメインを分けることができ る。
※衝突の影響が及ぶ範囲が衝突ドメイン。
衝突ドメインは、ブリッジ・スイッチが区
分けし、ブロードキャストドメインはルー
タが区分けする。
ARPとルータ
ただ、ARPがブロードキャストであること
が問題。ARPは宛先MACアドレスを知るた
めに、宛先IPアドレスを元に取得しようと
する。
ARPテーブルになければ、ARP要求を行う
が、その際の要求方法はブロードキャスト
である。
ルータが他ネットワークへ流さないとする
と、一見、宛先MACアドレスが取得できな
いように見える。つまり、他ネットワーク
でのデータ転送ができない。
そのため、インターネットワークでは、デ
フォルトゲートウェイというものが必要と
なる。これは、他ネットワークと接続点に
位置するデバイスのようなもので要は出入
口である。
デフォルトゲートウェイ
他のネットワークへデータ転送を希望する
ホストは、一度デフォルトゲートウェイに
データを送り、他ネットワークへ転送して
もらう。
これはルータが担うものでプロキシサーバ
ーなどもデフォルトゲートウェイになるこ
ともある。
MACアドレスは直接接続されている宛先に
使うもので、ホストは宛先が同じネットワ
ーク内ならば宛先(MACアドレス)に、違うネッ
トワークならばデフォルトゲートウェイに
ARPを送信する。
また、送信するホストは、MACアドレスを
手動で設定するか、DHCPサーバに要求する
ことによって、知ることができる。
参照URL:
3分間ネットワーキング