こんにちは。
ALJの江口と申します。
先日、Thunderbirdが起動しなくなりました。後で知ったのですが構成ファイルが壊れたようで、再インストールすれば直るらしかったのですが、ごちゃごちゃしてきてたし、きれいさっぱりアンインストールしました。
久しぶりにSylpheedを使ってみようかと思い、検索してみるとSylpheedから派生したClaws Mailというものがあるというので、試しに使ってみることにしました。
Claws Mail
Claws Mail(クローズメール)はオープンソースのメールクライアントで、Windows版、Linux版、BSD版があります。Sylpheedもそうでしたが、動作の軽快さ(に感じる)に定評があります。
IMAPを利用したとき、Thunderbirdはメールをダウンロードしてしまうので、数千通以上ある場合、同期に非常に時間がかかります。ダウンロードしないという設定も可能なので、メールが多い場合、その設定をするのも選択肢の一つだと思います。
Claws Mailはプラグインにより、RSSリーダーなどもできるようなので、その辺も試してみたいと思いました。
実際に使ってみて
Windows版 Claws Mailは、wingetでもインストールでき、以下のコマンドでインストール可能です。
winget install --id=ClawsMail.ClawsMail -e
実際に使ってみて、自分には致命的な問題がありました。
迷惑メールフィルターの設定で詰まりました。
迷惑メールフィルターは、SpamAssassin をプラグインとしてインストールする必要があるのですが、Windows版の(SpamAssassin.dll)がみつからない。今は提供が停止されているようです。
Linux版なら動作するとのことで、WSLでClaws Mailを使ってみることにしました。今のWSLはWSLgで、GUIアプリも使えます。Windows版はアンインストールしました。
WSLでClaws Mail
といことで、話が変わってきましたが、WSLでClaws Mailを使ってみました。
インストール
sudo apt update
sudo apt install claws-mail spamassassin spamc
spamassassinの起動
sudo systemctl enable spamassassin
sudo systemctl start spamassassin
systemctlで起動しない場合はspamdを手動起動
sudo spamd -d -c -m 5
あとは、メーラを起動し、
claws-mail &
メニュー → 設定 → プラグイン で プラグインを有効化します。
WSLでClaws Mailを使ってみて
振り分け設定など、最初からやり直しなのは面倒でしたが、メーラが変わることで気分一新し、メールの整理もやる気が出てきました。
日本語入力の設定などもあり、あまりお勧めはしませんが、Thunderbirdじゃないメーラを使ってみたいとき、WSLgで簡単に使えるClaws Mailを試してみてはいかがでしょう。
以上です