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【AWS】インスタンスの購入方式

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プログラミング勉強日記

2021年5月16日

インスタンスの購入方式

 インスタンスの購入方式に応じて割引価格が提供されるので、用途に応じて割引価格を利用した方がいい。

オンデマンドインスタンス

 通常のインスタンス購入方式で、何も設定しなければオンデマンドインスタンスが起動される。長期契約はなく、コンピューティング性能に対して秒単位や時間単位で料金を支払う。起動・停止・休止・開始・再起動・終了などを自由に制御できる。

リザーブドインスタンス

 1年または3年の期間を長期利用する予約する。キャパシティーを予約したうえで事前支払いをするか、後で支払うかを設定することができる。また、特定のAZまたはリージョンで使用するキャパシティーを予約できる2パターンある。割引率はインスタンスの種類や支払い形態に応じて違うが、通常のオンデマンド料金に比べると大幅に割引される。

リザーブドインスタンスの特徴

 リザーブドインスタンスにはスタンダードとコンバーティブルという2つのタイプがある。

スタンダード コンバーティブル
利用期間と割引価格 1年(40%割引), 3年(60%割) 1年(31%割引), 3年(54%割引)
AZ/インスタンスサイズ/ネットワーク変更可否
インスタンスファミリー/OS/テナンシー/支払いオプションの変更可否 ×
リザーブドインスタンスマーケットプレイスでの販売可否(途中でいらなくなったときに販売できるか) 今後可能となる予定

 コンバーティブル(convertible)はその名の通り、変更できる要素が多い。スタンダードの方が変更できる属性が少ないが、割引価格がより高くなっている。

スケジュールドリザーブドインスタンス

 1年にわたって毎日、毎週、毎月ベースの指定された開始時間・期間で繰り返しキャパシティーを予約できる。(毎日1日2時間だけ使うといった指定した時間だけ) 継続的に実行されないが、定期的なスケジュールで実行されるバッチ処理などに向いている。

スポットインスタンス

 オンデマンドの料金よりも安く利用できるインスタンス。AWS側の管理用に保持されている未使用のEC2インスタンスを一時的にユーザに貸している(万が一のために未使用のEC2インスタンスを複数持っている)。AWS用のインスタンスなので、途中で中断される可能性のある長期利用できないインスタンス。そのため、最大で90%割引で利用できる最も安いインスタンス。
 実行時間に柔軟性がある場合や中断できる処理に利用する。

物理対応可能なインスタンス

 物理サーバにインスタンスを起動して制御可能なタイプのインスタンス。これも値段は変わるが、値段よりも用途によって選ぶことが重要。

ハードウェア専有インスタンス(Dedicated Instances)

 専用HWのVPCで実行されるEC2インスタンス。VPC構成をするときにDedicatedを選ぶとハードウェア専有インスタンスを選択できる。ホストHWで他のAWSアカウントに属するインスタンスから物理的に分離する。同じAWSアカウントのインスタンスとはHWを共有する可能性があるので注意が必要。

Dedicated Host

 Dedicated Instancesと似ているが、同じAWSアカウントであっても別のIAMグループと物理的なサーバーを共有することがない。EC2インスタンス容量をユーザ専用として利用できる物理的なサーバー。サーバーに割り当てられてる既存のソフトウェアライセンス利用できる。

Bare Metal

 特殊な仮想サーバーの方式で、アプリの基盤になるサーバーのメモリやプロセッサに直接アクセス可能なインスタンス。通常仮想サーバーは物理的なインスタンスのメモリやプロセッサに直接アクセスして設定はできないが、Bare Metalは物理的なサーバーをオンデマンド形式でアクセスできる。

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