はじめに
Qiita 株式会社は PagerDuty を利用し、 Qiita (キータ), Qiita Team (キータ チーム), Qiita Jobs (キータ ジョブズ) を始め様々なサービスやシステムを監視しています。
今回は Business Services を設定しサービスやシステムの依存を可視化し、インシデント対応をする担当者が影響範囲の特定やその発見を支援できるようにしたいと思います。
Business Services とは
はじめに にも記載しましたが、サービスやシステムの依存を可視化することで、インシデント対応をする担当者が影響範囲の特定やその発見を支援するサービスです。
後述しますが、 Business Service を設定することで Status Dashboard 等別機能も有効に利用することができます。
Business Services を作成する
https://YOUR_SUBDOMAIN.pagerduty.com/business-services
にアクセスし Business Services を作成します。 (YOUR_SUBDOMAIN
は利用環境ごと異なります。)
Business Services 一覧 | Business Services 作成 |
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今回は、 Business service name だけ入力し作成しました。
作成したばかりなので、 Impacting Incidents は空っぽでした。
このまま、 Service Dependencies に Service Discovery を追加し依存関係を定義していきます。
Service Discovery の Technical Services には、 PagerDuty 作成後に作られる Default Service を追加します。
Service Dependencies | New Service Dependencies |
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Service Discovery を追加するときは "Add Services" をクリックすると、モーダルが表示されるので、定義済みの "Default Service" を選択すれば完了です。これで、 Business Services の作成が完了しました。
今回は、作成した Business Service が 1 つなので省略しますが、 Business Service に親子関係を持たせることもできます。
関連付けを行うことで、「はじめに」に記載した通りシステムの影響範囲や依存関係等容易に確認することができます。
Status Page
Business Services を定義することで、 Status Page 機能が使えるようになります。
今回は 1 つしか Business Service を定義していないので寂しいですが、多くのシステムを監視している場合このページですべてのステータスを確認することができるのは非常に便利です。
また、External Status Page (外部向け) 機能もあります。
こちらは別契約となるので、利用する場合は担当営業の方に問い合わせする必要があります。
さいごに
今回は、PagerDuty の Business Services を定義していくことで得られるメリットや利用できる機能についてまとめてみました。
会社で利用しているアカウントも PagerDuty の機能を使い切れているわけではありませんが、見直せることろは見直して行ければと思っています。