経緯
- ffmpegだとキーフレームで動画の切り出しするの難しいなあ…
- せや、フリーソフトで良さそうなの探そう(GitHubで検索)
- LosslessCut 良さそうやん
- Microsoft Store からは購入しかできんからAppxからインストールするか~
- 0x800B010A エラー吐いた。まじか、署名されてないんかこれ。。
手順
本来であれば開発者の方で署名をしておくべきものだと思うので、何が起こっても自己責任の上で実行していただくようお願いします。
証明書の発行
署名をするには証明書(.pfx)が必要となります。
もし、開発者が配布しているのであれば以下の手順は必要なくなります。
- MSIX Packaging Tool を入手して起動する
- パッケージエディタを選択し、署名したい.appxファイルを選択する
- 発行元名を確認する
- 管理者権限の Windows Powershell にて以下のコマンドを実行する
New-SelfSignedCertificate -Type Custom -Subject "<コピーした発行元名をここに貼り付ける>" -KeyUsage DigitalSignature -CertStoreLocation "Cert:\CurrentUser\My" -TextExtension @("2.5.29.37={text}1.3.6.1.5.5.7.3.3", "2.5.29.19={text}")
- 以下のコマンドを実行して、署名リストを確認する
Set-Location Cert:\CurrentUser\My Get-ChildItem | Format-Table Subject, Thumbprint
- Subjectの箇所に発行元名が書かれていると思うので、該当する行のThumbprintをコピーする
- 以下のコマンドを実行して、証明書 (.pfx) をデスクトップに作成する
$password = ConvertTo-SecureString -String <任意のパスワードをここに入力する> -Force -AsPlainText Export-PfxCertificate -cert Cert:\CurrentUser\My\<コピーしたThumbprintをここに貼り付ける> -FilePath "%USERPROFILE%\Desktop\cert.pfx" -Password $password
Appxの署名をする
- MSIX Packaging Tool を入手して起動する
- パッケージエディタを選択し、署名したい.appxファイルを選択する
-
署名の基本設定 を
証明書 (.pfx) を使用して署名する
に変更する -
証明書を参照 の
参照
ボタンから、先ほど作成した、証明書 (.pfx) を選択する -
パスワード に 前項の手順7. で入力した任意のパスワードを記入する
-
保存
→いいえ、上げません
→保存
(拡張子を.appxに変更すること)
Appxをインストールする
- 署名済み.appxファイルのプロパティを開く
-
デジタル署名
タブを開き、一覧にある署名
をクリックして詳細
をクリック -
証明書の表示
をクリック -
証明書のインストール
をクリック - 保存場所を
ローカル コンピューター
に変更して次へ -
証明書をすべて次のストアに配置する
を選択 -
証明書ストアの参照
をクリック -
信頼されたユーザー
を選択してOK -
次へ
→完了
- 署名済み.appxファイルを開きインストール!!
まとめ
お疲れさまでした。
今回署名した LosslessCut は普通のインストーラーでも配布されてるので、こんな面倒なことやる必要なかったんですが、今回の手順が必要なソフトが他にもあるだろうと考えて、備忘録として書き上げました。
Microsoft Store で配布されているものと同じ形でインストールされるため、アップデートはここからできるという親切設計。普通のインストーラーより管理しやすく、利便性も爆上げです!
LosslessCut はUIがわかりやすく動作も快適なので、録画した番組などから必要な部分だけ動画にしたい場合などで、非常に強力なツールです。皆さんも利用してみては。
この記事は Notion で作成・公開していたページからコピペして適宜再編集したものです。
記事の一部で見られる表記乱れなどはご了承ください。