#1.はじめに
RaspberryPiのXにログインしたときに、自動的にGUIアプリを起動する方法をまとめました。
#2.設定手順
前提として、自作のアプリは、
/home/pi/app/hoge.py
にあるものとします。
####(2)設定ファイルの準備
ここでは、lxsessionの設定ファイルを活用します。
ホームディレクトリの.config
の下に、lxsessionの設定フォルダを準備
$ mkdir -p ~/.config/lxsession/LXDE-pi
lxsessionのautostartファイルのひな形をコピー
$ cp /etc/xdg/lxsession/LXDE-pi/autostart ~/.config/lxsession/LXDE-pi
####(2)autostartファイルの編集
$ cd ~/.config/lxsession/LXDE-pi
$ nano autostart
autostart(修正前)
@lxpanel --profile LXDE-pi
@pcmanfm --desktop --profile LXDE-pi
@xscreensaver -no-splash
ここでは、以下の設定を追加しています。
- スクリーンセーバーをOFFにする
- 画面をスリープさせない
- パネルもOFFにする
- 自作のアプリ
hoge.py
起動する(パスの指定は、インストール先に合わせて修正のこと。hoge.py
に実行属性を付加していれば、先頭のpthon3のコマンドは不要です)
autostart(修正後)
#@lxpanel --profile LXDE-pi
#@pcmanfm --desktop --profile LXDE-pi
#@xscreensaver -no-splash
@xset s off
@xset s noblank
/usr/bin/python3 /home/pi/app/hoge.py
Xを再起動すると、自動的に自作のアプリが起動するようになります。
#3.ログの出力先
自作のアプリ/home/pi/app/hoge.py
が出力するログは、下記に出力されます。
$ cat /home/pi/.cache/lxsession/LXDE-pi/run.log