リージョンとは
データセンターの所在地
AZとは
リージョン内の独立したデータセンター
リージョンの選び方
通信速度を重視する場合
日本のユーザー向けの場合、ap-northeast-1
(東京)やap-northeast-3
(大阪)が最適です
コストを重視する場合
us-east-1
(バージニア北部)、us-west-2
(オレゴン)が一番安いです。(ap-northeast-1
(東京)は約1.3倍高いです。)
サービスの対応状況を重視する場合
AWSのサービスが1番多いのはus-east-1
(バージニア北部)です
将来的な拡張性を重視する場合
事業の成長を見越して、拡張しやすいリージョンを選びます
シングルAZとは
1つのAZのみを利用してシステムを構築する方法です
マルチAZとは
2つ以上のAZを利用してシステムを構築する方法です
メリット
- 可用性の向上
- ダウンタイムを減らすことができます
- 耐障害性の向上
- AZごとに独立した電源・ネットワーク・設備があるため、1つのAZがダウンしても、他のAZで稼働を継続できます
- データの冗長化(データ損失リスクの低減)
- RDS(MySQL, PostgreSQL など)では、マルチAZを利用すると同期レプリケーションでデータを別のAZにコピーし、データ消失を防ぐことができます
デメリット
- コストの増大
- レイテンシ(通信遅延時間)の増加
まとめ
リージョンの選び方
- 通信速度重視 →
ap-northeast-1
(東京) /ap-northeast-3
(大阪) - コスト重視 →
us-east-1
(バージニア北部) /us-west-2
(オレゴン) - サービスの充実度重視 →
us-east-1
(バージニア北部)
AZの選び方
- コスト重視 → シングルAZ
- 可用性重視 → マルチAZ