2025年8月以降のデータが表示されない
Tinkercadでエクスポートした昔のデータは表示されるのですが、今、エクスポートしたglbデータがA-Frameで表示されない現象が起きました。この現象に、2025年8月に気が付きましたが、もしかするともう少し前からこの現象が出ていたかもしれません。
対処方法としては、A-Frameの「a-entityタグ」で「scale」の値を今までの1000倍にすると表示されます。
Web上で対処方法が見つからなかったのでメモとしてQiitaに掲載します。
New Scale optionsが原因?
Tinkercadで従来よりも大きなものを構築するために次の変更がされました。
① 設計境界の制限を2,000 x 2,000 x 2,000 ユニットに拡張(以前は 1,000 x 1,000 x 1,000)
②デザイン設定に新しいスケールオプション「1 : 10、1 :100、1 : 1000」を追加
③センチメートル、メートル、フィートの単位を追加(既存はミリメートルとインチ)
この内容は2025年5月12日に公開されています。
https://www.tinkercad.com/blog/build-bigger
このスケール仕様の変更が「昔のglbデータは表示されるのに、今エクスポートしたデータは表示されない」ことの原因ではないかと考えています。(個人的な感想です)
scaleを1000倍にすると表示します
「今エクスポートしたデータは表示されない」のではなく、小さすぎて見えないだけでした。よって、 対処方法としては、A-Frameの「a-entityタグ」で「scale」の値を今までの1000倍にすると表示されます。
例:昔にエクスポートしたglbファイルを表示するコード
<a-scene id='myAscene' embedded arjs vr-mode-ui='enabled: false'>
<a-assets>
<a-asset-item id='my3D' src='3Dmodel.glb'>
</a-asset-item>
</a-assets>
<a-marker preset='hiro'>
<a-entity gltf-model='#my3D' position='0 0 0' scale='0.05 0.05 0.05'>
</a-entity>
</a-marker>
<a-entity camera>
</a-entity>
</a-scene>
上記コードを、今エクスポートしたglbファイルへ対処するために変更
<a-entity gltf-model='#my3D' position='0 0 0' scale='500 500 500'>
TinkercadのglbファイルをAR表示するツール
Tinkercadでエクスポートしたglbファイルを、簡単にAR表示するツールを公開しております。
3DデータをARで見よう(ワクありマーカー版)
https://kaihatuiinkai.jp/nesopuro2/artool/index.html
3DデータをARで見よう2(ワクありマーカー版)
https://kaihatuiinkai.jp/nesopuro2/mindar/index.html
3DデータをARで見よう2(顔認識して、顔がマーカー版)
https://kaihatuiinkai.jp/nesopuro2/mindar_face/index.html
どうぞご活用ください。