はじめに
Slackの投稿を忘れないように、どこか別の場所へ溜めておきたいことはありませんか?
今回はSlack・Notion・Zapierを使用し、Slack投稿へスタンプを押したら、Notionのデータベースへレコードを追加する方法を記載します。
SlackとNotionを下準備に使い、本番設定のワークフローはZapierで組んでいきます。
※Zapierとは、様々なWebサービスやアプリ(例えばGmailやSlack、Googleスプレッドシートなど)を連携し、ノーコードで自動化できるアメリカ発のサービスです。例えば「スプレッドシートの内容が更新されたらSlackでメッセージを送信する」といったワークフローを、プログラミングの知識がなくても実装することができます。
実現したいこと
- Slackで特定の投稿へ、特定のスタンプを押す(リアクションする)
- 上記をトリガーにしてNotionのテーブルに1レコードが追加される
実現のためのステップ
事前準備
SlackとNotionにそれぞれ下準備をします。
Slackにはスタンプ、Notionにはデータベースを用意しておきます。
1.Slackに特定のスタンプを予め登録しておきます。
今回はカイゼンコーポ
というスタンプを用意しました。
※時間の都合上、スタンプの登録方法は省略してます。
2.続いて、Notionには受け皿となるデータベースを作ります。
※テストのため極力シンプルなデータベースにしてます。
Zapierの設定
ここまででトリガーとなるSlack、受け皿となるNotionの準備が整いました。
続いて、Zapierの設定に移ります。
Zapierで今回使用するのは下記の2つのアクションです。
- New Reaction Added in Slack
- Create Database item in Notion
Slackでの新しいリアクションをトリガーに、Notionのデータベースへ1アイテム(レコード)が追加される。やりたいことそのままですね。笑
1.New Reaction Added in Slack
Accountまでの基本設定を行った後、Reactionで特定のスタンプを選択します。
Channel・Userで特定のチャンネルやユーザがリアクションした時に限定することも可能です。(今回は指定しないので空欄にしています)
2.Create Database item in Notion
Slackと同様Accountまでの基本設定を行った後、Actionにてレコードを追加するデータベースを選択します。
データベースを選択すると、対象データベースが読み込まれカラム名が表示されます。
すべてのカラムが読み込まれていますが、今回は「名前」と「コメント」カラムを使います。
「名前」にはSlack投稿の文字列(Messaging Text)をそのまま挿入するようにします。
「コメント」にはSlack投稿を見つけやすいように、投稿のURLを挿入するようにします。
テストをしつつ、これにて基本設定は完了です。
Slack投稿にスタンプを押してみる
Notionのデータベース内にある「名前」にSlack投稿のテキストが、「コメント」にURLが挿入されました。
おわりに
Slackでの重要な投稿を振り返って探すのが大変。
忘れないうちにデータベースへ登録し、ナレッジやタスクとして蓄積しておくために使っている機能のご紹介でした。