Arducam 64MPカメラをRaspberryPi(Bullseye)で使用するための手順を紹介します。
前提条件
Raspberry Pi 4B (OS: Bullseye)
Arducam 64MPカメラモジュール
(https://www.arducam.com/64mp-ultra-high-res-camera-raspberry-pi/)
カメラケーブル
手順
1. Raspberry Piのセットアップ
1.1 Raspberry Pi OSのインストール
Raspberry Pi Imagerを使用して、最新のRaspberry Pi OSをSDカードに書き込みます。
SDカードをRaspberry Piに挿入し、起動します。
1.2 初期設定
ターミナルを開き、以下のコマンドを実行してraspi-configを起動します。
bash
sudo raspi-config
「Interface Options」から「Legacy Camera」を有効にします。
設定を保存して、Raspberry Piを再起動します。
bash
sudo reboot
2. カメラの接続
カメラケーブルをRaspberry PiのCSIポートに接続します。ケーブルの銀色の接点がHDMIポート側を向いていることを確認してください。
カメラモジュールの接続部分も確認し、しっかりと差し込まれていることを確認します。
3. ソフトウェアのインストール
3.1 必要なパッケージのインストール
以下のコマンドを実行して、必要なパッケージをインストールします。
bash
wget -O install_pivariety_pkgs.sh https://github.com/ArduCAM/Arducam-Pivariety-V4L2-Driver/releases/download/install_script/install_pivariety_pkgs.sh
chmod +x install_pivariety_pkgs.sh
./install_pivariety_pkgs.sh -p libcamera_dev
./install_pivariety_pkgs.sh -p libcamera_apps
./install_pivariety_pkgs.sh -p 64mp_pi_hawk_eye_kernel_driver
3.2 設定ファイルの編集
/boot/config.txtファイルを編集し、以下の行を追加します。
bash
sudo nano /boot/config.txt
以下の行を追加または編集します。
bash
dtoverlay=vc4-kms-v3d,cma-1024
dtoverlay=arducam-64mp
gpu_mem=256
camera_auto_detect=0
ファイルを保存して終了し、Raspberry Piを再起動します。
bash
sudo reboot
4. カメラの確認
再起動後、カメラが正しく認識されているかを確認します。
bash
vcgencmd get_camera
このコマンドがsupported=1 detected=1と表示されれば、カメラが正しく認識されています。
5. 画像のキャプチャ
カメラが正しく認識されている場合、以下のコマンドを使用して画像をキャプチャします。
bash
libcamera-still -o test.jpg
まとめ
高画質な画像の撮影が、AFにて可能になりました。
撮影画像の詳細な設定は別の機会に。
ひとつ、エラーがあったので別の記事にまとめます。
https://qiita.com/mushipi/items/0ef07a29ec7090fc73dc