エラーについて
テスト撮影時に以下のエラーが発生しました。
bash
vcgencmd get_camera
[0:01:28.608259806] [1841] WARN CameraSensorProperties camera_sensor_properties.cpp:261 No static properties available for 'arducam_64mp'
[0:01:28.608381682] [1841] WARN CameraSensorProperties camera_sensor_properties.cpp:263 Please consider updating the camera sensor properties database
これらのエラーメッセージは、カメラセンサーのプロパティデータベースにArducam 64MPカメラの情報が不足しているために出るようです。
ただし、カメラの一部の機能が制限される可能性はあるものの、基本的な画像キャプチャには影響しないみたい(実際に撮影は可能)。
原因
カメラセンサーのプロパティデータベースの不足:
libcameraはカメラセンサーのプロパティをデータベースから取得しますが、Arducam 64MPカメラに関する情報がこのデータベースに含まれていないため、警告が表示されている模様。
解決策
手動でプロパティファイルを作成する
GithubからDlできなかったので、以下のファイルを作成し、規定の位置に配置します。
以下は、arducam_64mp.jsonファイルの基本的な内容の例です。(ChatGPTが作成したもので)
json
{
"sensor": {
"model": "arducam_64mp",
"lens": {
"model": "default",
"position": 0
},
"properties": {
"PixelArraySize": [9152, 6944],
"CropFactor": 1.0,
"UnitCellSize": [0.8, 0.8],
"SensitivityRange": [100, 3200],
"ColorFilterArrangement": "RGGB",
"ActiveArea": [0, 0, 9152, 6944],
"OutputSize": [9152, 6944]
}
}
}
プロパティファイルの作成と配置
ファイルの作成:ターミナルで以下のコマンドを実行して、新しいファイルを作成します。
bash
nano arducam_64mp.json
内容のコピー:上記のJSON内容をコピーし、nanoエディタに貼り付けます。
ファイルの保存:Ctrl + Xを押してファイルを保存し、Yキーを押して変更を確認し、Enterキーを押してnanoエディタを終了します。
ファイルの配置:作成したファイルを適切なディレクトリに配置します。
bash
sudo cp arducam_64mp.json /usr/share/libcamera/camera-sensor-properties/
libcameraの再起動:プロパティファイルを配置した後、libcameraを再起動して変更を反映させます。
bash
sudo systemctl restart libcamera
まとめ
エラーが消えました。