Chrome126 stableにはGemini miniが含まれると報道されていましたが、実際には含まれずにリリースされました
いつリリースされるかと、待っていたところChrome128で搭載されたようなので試してみます
有効化手順
アドレスバーにchrome://flagsと入力して、下記2つのフラグを有効化後、Chromeを再起動する
| Enables optimization guide on device | Enabled BypassPerfRequirement |
| Prompt API for Gemini Nano | Enabled |
-
Enables optimization guide on device
-
Prompt API for Gemini Nano
Gemini nanoモデルのダウンロード
- Chrome DevToolのコンソールで
await window.ai.createTextSession()を実行する（エラーが出るが無視して次へ）
> await window.ai.createTextSession()
21:04:13.254 Uncaught InvalidStateError: The session cannot be created.
- アドレスバーに
chrome://componentsと入力してOptimization Guide On Device Modelの「アップデートを確認」をクリック
アップデートを確認をクリックし、ステータスが「コンポーネント更新完了」になるまで待つ
※先にcreateTextSession()を実行しないと、Optimization Guide On Device Modelが表示されない場合があるようなので
コンソールで動作確認
こんな感じでGeminiに質問することができました（ちょっと回答が怪しい場合もあった）
const session = await window.ai.createTextSession();
const stream = session.promptStreaming('Chromeに組み込まれたGemini nanoは何ができる機能ですか?');
let response = '';
for await (const chunk of stream) {response = chunk;}
console.log(response);
Google Chromeに組み込まれたGemini nanoは、テキストや画像の検索、翻訳、リッチプレゼンテーションの
プレビューなどをサポートする拡張機能です。また、オンライン上の活動を追跡したり、オンライン上の
個人情報を保護したりするためのセキュリティ機能も備えています