前提
Ubuntu Server (今回のバージョンは22.04
)を標準で(minimalではない)インストールした環境
事前に必要なパッケージをインストール
sudo apt install build-essential
nodenvを取得
参考 : https://github.com/nodenv/nodenv#basic-github-checkout
git clone https://github.com/nodenv/nodenv.git ~/.nodenv
cd ~/.nodenv && src/configure && make -C src
環境変数を設定
上記サイトで
2.Add ~/.nodenv/bin to your $PATH for access to the nodenv command-line utility.
・・・
For Ubuntu Desktop and Windows Subsystem for Linux (WSL):
$ echo 'export PATH="$HOME/.nodenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
と説明されているので、
/bin/cp -a ~/.bashrc ~/.bashrc.`date '+%Y%m%d-%H%M%S'`.bk
echo 'export PATH="$HOME/.nodenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
として、.bashrc
のファイル上で、PATH
に追記します。
※インストールする先の環境に応じて、上記サイトの説明に従って設定しましょう。
~/.nodenv/bin/nodenv init
を実行すると、
# Load nodenv automatically by appending
# the following to ~/.bash_profile:
eval "$(nodenv init -)"
のように表示されるので、eval "$(nodenv init -)"
を.bashrc
の末尾(先程のPATHの設定の次)に追記します。
※こちらもインストールする先の環境に応じて、設定するファイルを決めましょう。
SSHでログインし直す
SSHで一度ログアウトし、ログインし直します。
※~/.bashrcの変更を反映するため
プラグインをインストール
mkdir -p "$(nodenv root)"/plugins
git clone https://github.com/nodenv/node-build.git "$(nodenv root)"/plugins/node-build
git clone https://github.com/nodenv/nodenv-update.git "$(nodenv root)"/plugins/nodenv-update
nodeの環境を作成、有効化
nodenv install --list
を実行すると、インストール可能なバージョンの一覧が表示されます。
数字から始まるバージョンにだけ絞る場合は、grepを使って以下のように絞ります。
nodenv install --list | grep -E "^ *[0-9]+.+$"
・
・
・
18.7.0
18.8.0
18.9.0
ここでは、最新のバージョンをインストール
※2022.09.13時点では、18.9.0
nodenv install 18.9.0
nodenv versions
を実行し、インストールされたバージョンが表示されることを確認します。
先程インストールしたバージョンを有効にします。
nodenv shell 18.9.0
特に何か表示されるわけではないので、
node -v
を実行し、先程有効化したバージョンが正しく表示されることを確認します。
v18.9.0
システムごとに独立した環境を作成
nodenvでは、pyenv-virtualenvやvenvのように、ひとつのバージョンをもとにして__仮想環境を複数作成する機能はない__ようです。
しかし、Node.jsでは、ローカルのモジュールをインストールすることができるので、__システムのディレクトリ内でローカルモジュールとしてインストール__することで、仮想環境はなくとも、システムごとに独立した環境として使うことができそうです。