普段は主にTips系の記事を投稿していますが、せっかくのAdvent Calendarなので、2017年のJavaとこれからのJavaの話をします。
2017年のJava
KotlinがAndroidアプリの公式開発言語に認定
You've been waiting for this: Google just announced that Kotlin has become a first-class language on Android!https://t.co/4OMODKPIy7 pic.twitter.com/M9IEYmfO8s
— Kotlin (@kotlin) 2017年5月17日
2017年5月17日、JVM言語の一つであるKotlinが、Androidアプリの公式開発言語に選ばれました。1
Kotlinは「100% interoperable with Java and Android」とうたっているだけあってJavaとの親和性が高く、Androidに限らず既存のJavaプロジェクトへの導入も容易なのが特徴です。
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Java EEがOracleからEclipse Foundationに移管
Hello there, @EclipseFdn 😉
— Java EE Platform (@Java_EE) 2017年9月12日
2017年9月12日、OracleはJava EEをEclipse Foundationに移管することを発表しました。2
昨今のJava EEは仕様策定の動きが停滞化していましたが、今後はコミュニティへ委ねる形になります。
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Java 9がリリース
Java 9 is Out!!!!#JDK9 #Java9 #Javahttps://t.co/VE7BI4KPlK pic.twitter.com/kOdNiLJ1ky
— Java (@java) 2017年9月21日
2017年9月21日、Java 9(Java SE 9)がリリースされました。3
Javaにおけるメジャーアップデートは、2014年3月18日にリリースされたJava 8以来、3年半ぶりとなります。
Java 9には、モジュールシステムやJShellなど、Javaにとって大きなアップデートが含まれています。
また、コレクション(List、Set、Map)、Optional、Streamなどの既存APIも強化されました。
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Java EE 8がリリース
Java EE 8 is Final and GlassFish 5.0 is Released!https://t.co/vOpPHkcPhd#JavaEE #GlassFish
— Java EE Platform (@Java_EE) 2017年9月21日
2017年9月21日、Java SE 9と同時にJava EE 8もリリースされました。4
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これからのJava
リリースモデルの変更
Java 9から、Javaのリリース形態はLTSモデルに移行しました。5
今後、JDKは半年ごとにリリースされ、3年ごとにLTSバージョンが提供される予定となっています。
それに伴い、バージョン表記もこれまでのような桁上り形式ではなく、リリース次期の年と月をとってyy.M
形式になる……はずだったのですが、次期バージョンは従来通りJava 10になるのだそうです(不評だったのでしょうか)。67
また、今後OpenJDKとOracle JDKは徐々に統合されてゆき、2018年後半には差分がなくなる予定だそうです。