はじめに
- みなさん!メリークリスマス!Advent Calendar18日目は、アラート後の最適なアクションとは?Instanaで属人化を防ぐ方法 についての記事となります
- Instanaでは、特定のアラートに対して、事前に登録した手順書やbashなどのスクリプトを紐付けておくことができます
- アラートが発生した際には、InstanaのUI上で手順書を確認したり、スクリプトを手動または自動実行することが可能です。これにより、作業品質の平準化や属人化の防止が期待できます
- 本記事では、アラートと手順書・スクリプトの紐付け方法、そしてアラート発生後にそれらがどのように表示され、実行されるのかをご紹介します
公式ドキュメント
- 実際に設定するときは必ず公式ドキュメントをチェックしてください!
- https://www.ibm.com/docs/ja/instana-observability/latest?topic=instana-managing-actions
ケース1: 特定のアラートと手順書を紐づける
- 特定のアラートが発生した時に決められた手順書に従いを行動するといった運用フローが確立していると、作業品質の平準化や属人化を防ぐことが期待できます
- 今回は、ping監視のエラーが発生した時に、どのような切り分けをするべきかという手順書が提示されるようなシーンを想定して、Instanaでどのような設定をし、どのように表示されるかを見ていきます
設定の流れ
- 前提して、トリガーとなるイベント(アラート)を作成しておく必要があります。イベント作成については、こちらをご覧ください
- 次に、手順書の登録をし、最後にポリシーという形で、トリガーとなるイベントと手順書を紐付けます
手順書の登録
- Instana にログインし、自動化タブから、ActionsのCreate actionをクリックします
- アクションの詳細に手順書の名前や説明、アクションの構成に実際の手順書を入力します。この時、タイプを手動にし、内容に実際の手順書を入力します
ポリシーによるイベントと手順書の紐付け
- 自動化ページから、ポリシーのCreate policyをクリックします
- イベント・トリガーとして、ping監視に関するアラートを選択します
- ポリシー・タイプを User initiated として、ボックスにチェックを入れます
- 次に、アクションの追加より、先ほど作成した手順書を登録します
- 最後に、ポリシーの名前と説明を入力し、作成をクリックして完了です
実際にアラートを発生させてみる
- ping監視のアラートを発生させた後、イベント画面に遷移すると、推奨アクションとして先ほど作成したポリシーが表示されていることがわかります
- このポリシーをクリックすると、作成した手順書を確認することができます。以上により、特定のアラートと手順書を紐づけることができました
ケース2: 特定のアラート発生後にスクリプトを自動実行させる
- Instanaでは、先ほどのケース1の応用として、特定のアラート発生後、あらかじめ登録しておいたスクリプトを自動的に実行させることができます
- これにより、アラート発生時に定常的に行う作業(ログ収集や疎通確認など)の自動化を実現が可能となり、作業迅速化や作業品質の平準化が期待できます
事前準備: Instana AgentのConfiguraion設定
- スクリプトを自動実行をさせるため、スクリプト実行サーバーにインストールされたInstana Agentに対して下記のような設定をします。これにより、Instana UI上でスクリプト実行サーバーとして検知させることができます
com.instana.plugin.action.script:
enabled: true
runAs: '<user name>'
scriptExecutionHome: '<user home path>'
スクリプトの登録
- ケース1と同様に、自動化タブから新規アクションを作成します。今回は、アクションの構成で、タイプをスクリプトとし、スクリプトに実行したいコードを入力します
ポリシーによるイベントとスクリプトの紐付け
- ケース1と同様に、トリガーにしたいイベントを設定します。次に、ポリシー・タイプを自動に設定します
- 最後に、ターゲット・エージェントをトリガー・エージェントに設定します。これによりイベントとスクリプトの紐付けが完了しました
アラート発生後のスクリプト自動実行
- ケース1と同様にping監視のアラートを発生させ、イベントページに遷移すると、アクション履歴からスクリプトが成功していることを確認できます
- 詳細を見てみると、開始・終了時刻やスクリプトの詳細、また、スクリプトの標準出力も画面上で確認できます
最後に
- 今回は、特定のアラートに対して、あらかじめ登録しておいた手順書の確認やスクリプトを自動実行する方法についてご紹介しました
- Instanaのこの機能を活用することで、既存の手順書やスクリプトをそのまま流用できるため、運用自動化を加速させ、アラート発生時の対応品質の平準化や属人化の防止が期待できます
- 一方で、多数のアラートを登録している場合や新規アラートを追加する場合、手順書やスクリプトの紐付け作業が増え、継続的なメンテナンスも必要になります。さらに、既存の手順書やスクリプトだけでは対応できないトラブルが発生する可能性もあります
- こうした課題に対して、Instanaではインテリジェント修復という機能(パブリック・プレビュー)を提供しており、大規模言語モデル(LLM)を用いて手順書やスクリプトを生成します。今後は、これらの機能についても紹介していきたいと考えています
- ご覧いただきありがとうございました。良い年末!

















