OpenURLSchemeでアプリ起動後に画面遷移

はじめに

自作アプリにOpenURLSchemeを設定して、他のアプリから起動出来るようにしたのですが、起動後の画面遷移がちょっとややこしかったのと、意外と情報が少なかったのでまとめておきます。

全体像

iOSのアプリはアプリ起動時にいくつかのメソッドがCallされます。Call順は、どのように起動したかによって違いますが、OpenURLのタップにより起動した時は、以下のメソッドが呼ばれます。（全てのメソッドは調べていません）

1. applicationWillResignActive
2. applicationWillEnterForeground
3. application(_ app: ,open url: ,options:)
4. applicationDidBecomeActive

タップしたOpenURLの情報は3のurlで取得出来るので、アプリ起動後の画面遷移は3か4に実装することになります。
3はアプリ切り替え前、4はアプリ切り替え後になりますので、画面遷移アニメーションをさせるかさせないかで選択するといいでしょう。

実装方法

以下のようなロジックでOpenURLの取得と画面遷移が可能です。アプリへのOpenURLSchemeの設定方法自体はググってみてくださいな。
なお、自作アプリのコードをべたっと貼り付けただけです。

func application(_ app: UIApplication, open url: URL, options: [UIApplicationOpenURLOptionsKey : Any] = [:]) -> Bool {
	let scheme = url.scheme
	if let host = url.host? {
		if let query = url.query? {
       		self.window = UIWindow(frame: UIScreen.main.bounds)
			let storyBoard = UIStoryboard(name: "Main", bundle: nil)
			if let tabBarViewController = storyBoard.instantiateInitialViewController() as? TabBarViewController {
				if let taskableViewController = tabBarViewController.viewControllers?[0] {
					tabBarViewController.selectedViewController = taskableViewController
					self.window?.rootViewController = tabBarViewController;
					self.window?.makeKeyAndVisible()
				}
			}
        }
    }
    return true
}

「schedulist://task?10」のようなOpenURLをタップすると、schemeに「schedulist」、hostに「task」、queryに「10」が格納されます。
これらの値を使用して画面遷移をして行きましょう。