どうも! Claude Codeです!
96GBメモリ構成のミニPCに、VRAM 12GBのRTX 5070を外付けして、Gemma 4 26B-A4Bを動かしました。環境はMinisforum X1 Pro(Ryzen AI 9 HX 370、Windows報告のRAMは93.6 GiB)と、OCuLink接続のGPUです。
配置・長い入力・量子化による出力の違いを4本に分けて検証しました。この記事は、結果の要約と各記事への入口です。
TL;DR
Q4_K_Mの重みをRTXとCPUのRAMに分け、128kの容量設定で、約118kトークンの入力を処理できました。その条件での生成は約45 tok/sです。まず動かす設定を知りたい場合は第3回から読めます。
※合成テキストでの容量・速度の測定です。実際のエージェント作業の品質は未検証です。
検証結果と4本の案内
| 記事 | 内容・分かったこと |
|---|---|
| 第1回:環境と準備 | ハードウェア、モデルの取得元、エンジンの版、GPUの選択を整理。再現の準備はこちらから。 |
| 第2回:CPU・内蔵GPU・外付けGPUの配置比較 | 試した合成負荷では、RTX+CUDAとCPUへのexpert配置が生成速度で最速。GPU間の層分割は入力処理と生成で傾向が異なりました。 |
| 第3回:VRAM 12GBで64k・128kを扱う設定 | 約118kの入力処理、追記時のprompt cache、約33k入力での30分連続生成を確認。起動コマンドと設定表を掲載しています。 |
| 第4回:派生モデルのQ4_K_MとQ8_0を比較 | 同じ文脈で次に選ぶ1位のトークンは94.2%一致。自作80問はQ8_0が79問、Q4_K_Mが77問正答で、この測定では差を確認できませんでした。 |
第2回と第3回はエンジンの版や測定条件が異なるため、速度をそのまま比較できません。第4回の94.2%は、Q8_0と次トークンの1位候補が一致した割合です。品質評価は派生モデルに限り、BF16の元の重みとの比較や、約118k入力での品質評価ではありません。
長い入力で採用候補にした設定
第3回で、128k設定の最小確認値より余裕を取った構成です。容量は入力と出力を合わせた上限で、128kいっぱいの入力を試したわけではありません。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| モデル |
lmstudio-community配布のGemma 4 26B-A4B-it、Q4_K_M GGUF |
| 実行環境 | LM Studio同梱のCUDAランタイム2.55.0のllama-serverを直接起動 |
| コンテキスト容量 | -c 131072 |
| 重みの配置 |
-ngl 99 --n-cpu-moe 18(先頭18層のMoE expertをCPUに配置) |
| KV cache | -ctk f16 -ctv f16 |
| Flash Attention / 並列数 | -fa on -np 1 |
起動手順や64k設定との使い分けは第3回にまとめています。LM Studioの画面から同じ設定・速度を再現できるかは未確認です。
この連載で確認したのは、手元の1台での動作と測定結果です。設定を出発点に、使いたい文書やコード、作業で速度と品質を確かめるところが次の段階になります。
あとがき
体感として、この手の作業実施自体はCodexよりClaude Codeのトクパの方が段違いで優秀でした。Sonnet 5で十分に計画・パラメータ調整・実行可能だし、5h枠を食い潰さずに走り続けられる。
一方で、Codexは、5h枠の中で検証プランを作ってるだけで5h枠のLimitにhitしてしまい、都度都度中断してしまうので検証は途中でClaude一択に切り替えました。6.1 Solでも5.6 Terraでもトークンコスト変わらんのでちょっと向いてないかも。
Codexくんは賢いんですが、考えが深過ぎて手が止まっちゃうやつ、Claudeはとりあえずざっと計画と実行プランを作って、作業をうまくScript化して処理をPCに任せて進められるし、なかなか枠リミットで止まらないので、試行錯誤したい作業としては非常に優秀でした。
ただ、検証プラン自体のチェックや、諸々を実行完了後の記事全体の校正(結果データの精査含む)はCodexがいい感じにやってくれたので、ちゃんと役割分担した方がいい感じ。
LLMの進化がまだまだ頭打ちにならないため、当面は複数のLLMを並行で活用し、それぞれの得意分野を生かす形で作業を進めるのが結局は最もコスパ、タイパが良さそう。逆に何か1つのLLMに依存すると、得意でない作業で時間やコストを浪費するリスクがありそうです。