概要
文系・未経験でIT企業にエンジニアとして入社した私が、新卒1年目の秋、基本情報技術者試験に合格するまでについての備忘録を記しました。
想定読者
- これから基本情報技術者の資格を取ろうと思っている若手エンジニア
- 基本情報技術者試験を勉強中の若手エンジニア
- 基本情報技術者試験を受け終えて結果待ちでドキドキしている若手エンジニア
筆者のスペック
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4年制大学文系学部卒業
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情報系の授業(ネットワーク周り)を修得したことがある(あまり理解はしていなかった)
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ITパスポート取得済み(大学4年時)
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SQLやプログラミングの基礎は研修で習得済み
スケジュール
- 8月〜 参考書で勉強開始
- 9月〜 勉強と並行して過去問を解き始める
- 11月 申し込み・試験
- 12月 結果発表
ちなみに申込時点で当月中の土日の会場はほぼ埋まっていました。
さらに、17時から20時ほどの遅い時間帯の枠しか残っていなかったため、もっと早く取っておけばと後悔しました。
下手すると平日に有給を取って試験に行く羽目になるので、早めに予約しましょう。ちなみに、試験の3日前ほどまで日時の変更が可能です。
まず最初に試験日(ゴール)を決めて、2~3か月前には申し込んでおくのがおすすめです。
その方が勉強も捗ります。
勉強法
使用した参考書
「令和8年 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目A][科目B]2026年版」
この参考書を選んだ理由は、書店で並んでいる参考書の中で1番薄かったからです。中身のレイアウトも真面目すぎず読みやすく、必要な情報のみが端的に書かれています。
クイズ系YouTuber 「QuizKnock」が資格を勉強する動画で、出演者が参考書を選ぶ際に、「文章を理解する能力は大学入試で培われた」とし、文章量が多い参考書を回避していました。
今回はこの考え方を参考にしました。わかりやすいと題している参考書は、わかりやすく紐解いて書くために文章量が多くなり、どうしても分厚くなってしまいます。読み切るのに時間がかかり、ページ数も多いため、勉強の進みが遅くなり、モチベが下がる要因にもなります。
だらだらと参考書に時間をかけたくない人には、ピンポイントで合格に必要な情報が書かれたこのシリーズがおすすめです。
正直なところ、この参考書だけではカバーし切れない内容や、理解しきれない部分もありましたが、取りこぼしていそうな部分はYouTubeで学習できたので問題ありませんでした。
参考書を使った学習の仕方としては、基本的に一日一単元ずつ学び切るというスケジュールを立てていました。
しかし、当然思うようにはいかないので、できなかった分は土日でカバーをしていました。
会社に参考書を持参し、業務開始前に読むこともたまにしていました。
とりあえずどのようなスケジュールになっても、どこかで帳尻を合わせて参考書を一度1周しておけばOKだと思います。
YouTube
「【基本情報技術者Youtuber】すーさん」さんの動画でしっかり学習しておけば問題ないです。非常にわかりやすくておすすめです。
ただ、YouTubeの動画だけだと、耳で聞き流す受動的な学習になってしまうため、記憶に残りにくかったり、集中が散らばってしまったりして、結局理解が足りていないということになりかねませんでした。
そのため、Youtubeから学習を始めるのではなく、参考書 → YouTubeの順で進め、参考書でわからなかった単元を、動画で理解させるという形にしていました。
一問一答
「いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の過去問集アプリ」を使っていました。
今回使った参考書とは別のとても分厚い参考書と紐づいているアプリです。参考書を購入していなくても利用できます。
https://apps.apple.com/jp/app/いちばんやさしい-基本情報技術者-絶対合格の過去問集/id6479297152
今回使った参考書にもアプリはあったのですが、UIがあまり気に入らなかったので使っていませんでした。
ITパスポートを受けた時は、体感7割ほどは過去問から出ていた印象だったので、基本情報でも同じだろうと思い、過去問をひたすらやっていましたが、実際のところ基本情報では過去問っぽい問題は2割くらいの印象でした。(自分が過去問を最近のしかやっていなかったからかもしれないが)
いずれにしろ、過去問をやるのも大事ですが、内容理解の方が大事です。過去問を覚えて解こうとすることは止めた方が良いです。
一問一答は2か月くらい、ちまちまと通勤の電車内でやっていました。試験前の全体の正答率は6割ほどでした。
一問一答のツールとして頻繁に耳にする「過去問道場」は古めかしくて難しい問題が多く出てモチベが下がるので使っていませんでした。実際の試験では、数値系の複雑な問題は出なかった印象です。
科目B対策
会社でプログラミングをしていたこともあり、科目Bの勉強はほとんどしていませんでした。試験前日、参考書についていた問題を4問ほど解きました。
記述方法が特殊で、配列などで引っかかりやすい部分があったり、所見では解読しづらい記述パターンなどがあったりしたので、プログラミングに慣れている人でも、試験独自の形式に慣れるため、一度過去問や予想問題に触れておくことをおすすめします。
試験前日の過ごし方
とにかくすべての単元のおさらいと、苦手部分の追い込みをしました。なんだかんだ総勉強時間は少なかった気がするので、追い込みは大事です。
新シラバスの内容も簡単にYouTubeで学習しました。
試験当日
時間配分を意識した勉強はしてこなかったため、その辺りは当日ぶっつけでした。
正直全部解こうとすると時間は足りないので、2割は捨てて、8割解くくらいの感覚で挑みました。科目Bも同じく時間が足りなくなるので、7割解くくらいのイメージでした。
出題内容としては、過去問を直近10年分ほどしかやっていない私の体感ですが、
- 2割くらいは新用語など、新しい内容
- 2割が過去問の様な問題(計算多め)
- 4割は全く知らない問題(既存用語で、過去問でまだ出てないような出題方式)
- 残りの2割は過去問と似たような問題
という感じでした。
新出範囲の問題が多めに感じたので、最新シラバスの追加範囲は過去問が無くてもちゃんと勉強しておいた方が良いです。
また、過去問を覚えて勝とうとしている人がいたら、やめた方がいいです。(過去問そのままはあまり出なかった気がします)
基本ですが、それぞれの用語の意味をしっかりと覚える、しっかり内容を理解することが大事です。計算問題系は、過去問を解いて、計算の仕方に慣れておくと良いです。
結果
得点は解き終わった直後にPCの画面に映し出されます。
また、試験終了から数時間後には、情報処理推進機構のマイページから点数を見ることができるようになります。
この時点では合格か不合格かの判定は出されません。
ここで両方600点以上であれば受かったと思っていいと思います。
合否が出るのは、受験した月の翌月中旬です。
具体的な日付はホームページから見ることができます。
https://www.ipa.go.jp/shiken/goukaku/happyobi.html
科目Bは20問しかなかったので、あと1問落としていたら不合格だったかもしれません。
資格を取ってから役立ったこと
- 技術書を読む時に、基礎用語が頭に入りやすい
- レビューのコメントでフォールバックを使えるようになった
実感としてはこのくらいです。役に立たないわけではなく私がまだ活用できていないだけです。
実務の全ての基礎となり得るので、自己研鑽を今後も続けてできる人ほど役に立つような気がします。
逆に、ここで得た知識を利用せず、実務で得られる学びのみ吸収するだけだと、基本情報のことなどすぐ忘れてしまい、そのうち取得した意味がなくなります。
現代の開発現場では、基礎的な技術やインフラはクラウドなどによって見事に抽象化・自動化され、基本情報を意識せずとも手軽に使える便利な時代になっているからです。
この資格を自身のキャリアに役立たせられるかどうかは、ここで得た知識を今後どう活用し、自分のこれからの学びに活かせるか次第ということです。
まとめ
文系・未経験からスタートし、新卒1年目の秋に基本情報技術者試験に合格した経験を振り返ってきました。
資格の取得自体はあくまでゴールではなく、ひとつの通過点にすぎません。ここで得た知識をベースに、日々の業務や自己研鑽を通じていかに学び続け、自分の血肉にしていくか。それ次第で、この資格の本当の価値が決まります。
これから基本情報技術者試験に挑む方、あるいは結果待ちや勉強中の方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。一緒にエンジニアとしての土台を固めていきましょう!
