はじめに
こんにちは、ユーゴです。今回は、研究室のサーバーでOverleafをセルフホストし、ローカルネットワーク内からアクセスできるようにした記録です。
使用したもの
・Linux (Ubuntu 24.04.1 LTS)
・Docker
・overleaf-toolkit
前提
・サーバー自体へのアクセスは、ufwなどで「IP:192.168.xxx.xxx/24」「Port:80」がALLOWされている。
問題
localhostではアクセスできたが、ローカルネットワーク内でoverleafにアクセスできない。ローカルネットワーク内に公開したい。
解決
「overleaf-toolkit > config > overleaf.rc」の「OVERLEAF_LISTEN_IP=127.0.0.1」を「OVERLEAF_LISTEN_IP=0.0.0.0」に変更する。
# Sharelatex container
# Uncomment the OVERLEAF_IMAGE_NAME variable to use a user-defined image.
# OVERLEAF_IMAGE_NAME=sharelatex/sharelatex
OVERLEAF_DATA_PATH=data/overleaf
SERVER_PRO=false
OVERLEAF_LISTEN_IP=127.0.0.1
OVERLEAF_PORT=80
(後略)
これで、いかなるIPアドレスからのアクセスも許可します。
あとは、http://<サーバーのローカルIP>/login
にアクセスすれば、ログイン画面が出てきます。
0.0.0.0はどのIPアドレスからのアクセスも許可するため、サーバーが外部に公開されている場合は注意してください。必要な場合は、ufwなどでサーバー自体のファイアウォールを設定するか、OVERLEAF_LISTEN_IPを制限してください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、自前サーバーでOverleafをセルフホストしたものを、ローカルネットワークでアクセスできるようにしました。
このように、OverleafなどGUIツールの使い方から、Unity, AWS, GAS, 量子コンピューティングなど、幅広いジャンルを紹介しています。
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