こんにちは、ユーゴです。
今回は、VRMSpringBone(以下SpringBone)を、VRCPhysBone(以下PhysBone)に変換するツールを作成したので、紹介します。特に、VRoid Studioでアバターを作成した人にオススメの記事です!
ツールは以下から、無料ダウンロードできます!
【無料あり】SpringBone → PhysBone 変換ツール
課題
VRoidで髪など揺れ物を設定したが、VRChatで動かすと揺れ物が動かない!
原因
VRoidで設定した揺れ物は、Unityにインポートした時SpringBoneという仕組みになる。しかし、VRChatの揺れ物はPhysBoneという仕組みでしか動かせない
解決策
以下のツールを使用し、SpringBoneをPhysBoneに変換する。
【無料あり】SpringBone → PhysBone 変換ツール
使用方法
UniVRMとVRCSDKの導入が完了している人は手順0を飛ばしてください。
0. UniVRMとVRCSDKの導入
0-1. UniVRMを導入
以下から、UniVRMをダウンロードします。バージョンは、おそらく「v0.99.2」でないとダメでしょう。(VRCSDKが2019.4.31fでないとダメなため)
Releases · vrm-c/UniVRM · GitHub
ダウンロードできたら、UnityにUniVRM-0.99.2_0dc9.unitypackageをドラッグ&ドロップで追加します。
**0-2. VRCSDKの導入
VRChatの各自のプロフィールページから、VRCSDKをダウンロードします。
Home - VRChat
1. 「PhysBoneConverter.unitypackage」をインポート
以下のツールをダウンロードします。無料版で問題ありません。
【無料あり】SpringBone → PhysBone 変換ツール
PhysBoneConverter_ver0.0.2.unitypackage.zipを解凍し、PhysBoneConverter_ver0.0.2.unitypackageにします。
(PhysBoneConverter_ver{バージョン番号}なので、0.0.2である必要はありません)
2. PhysBoneConverterオブジェクトを配置
「Assets > MU5VRC > Prefabs > PhysBoneConverter」をヒエラルキーに配置します。
3. モデルをヒエラルキーに配置
VRMをまだインポートしていない場合、Unityにドラッグ&ドロップでインポートしてください。
そして、モデルをドラッグ&ドロップでヒエラルキーに配置しましょう。
4. PhysBoneConverterの対象アバターに、変換したいアバターを指定
手順2のPhysBoneConverterのインスペクタに、「モデル(model)」という項目があります(言語設定に依存)。そこに、手順3のアバターをドラッグ&ドロップで指定します。
5. 変換する
PhysBoneConverterのインスペクターに「変換」と書かれたボタンがあると思うので、押しましょう。
ログで黄色エラーが出た場合、「〜が見つかりません」と書いてあると思います。それは、揺れ物・揺れ物の当たり判定が設定されていないということです。最悪、問題はありません。
6. 実行して確認
※必ずしも試す必要はありません。やりたい人だけやってみてください。
中央上の再生ボタンを押します。
シーンウィンドウの矢印でアバターを動かすと、揺れ物がちゃんと揺れます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、PhysBoneConverterの使い方を紹介しました。VRoidでは誰でも手軽にアバターを作成できるので、使っている方も多いと思います。
せっかくVRoidで設定した揺れ物が使えないと寂しいので、PhysBoneConverterを使用して揺れ物をVRChat用に変換してあげましょう。
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