こんにちは、ユーゴです。
今回は、「BlendShapeAnimationGenerator」というものを紹介します。なんと、BlendShapeから自動でアニメーションクリップを作成してくれます!
VRoidでアバターの表情を作っても、VRChatで表情を変えるにはBlendShapeをアニメーションにする必要がありました。せっかく一度VRoid側で設定したのに、Unity側でもう一度設定し直すのは面倒です。なので今回は、本ツールを開発した次第です。
VTuberの3D配信でも使えるかも?
ダウンロードはこちら!
【無料あり】ブレンドシェイプ → 表情アニメーション生成
注意事項
・何もない状態から自動で表情を作成するものではありません。VRoidなどのソフトで、事前にブレンドシェイプを設定している想定です。
・VRMBlendShapeProxyが含まれている想定です。これに該当しない場合、生成ができません。
使い方
手順1(UniVRM導入)は終わっている方はスキップしてください。
1. UniVRM導入
1-1. ダウンロード
最新版をダウンロードします。ただし、0.102系などはUnity2019系をサポートしていないため、0.99.○などUnity2019系をサポートしているものを選びます。
本家様ダウンロードは以下から!
https://github.com/vrm-c/UniVRM/releases
1-2. Unityにインポート
ドラッグ&ドロップでダウンロードしたファイルをインポートします。
インポートするものを聞かれますが、デフォルトのまま全選択でOK。(以下写真では私の環境で既にインポート済みだったため、チェックが外れてしまった)
2. VRM導入
2-1. インポート
VRMファイルをドラッグ&ドロップでインポートします。ファイルがたくさん生成され散乱するので、先に「Avator」などフォルダを作ってその中に入れると良いかも。
2-2. シーンに配置
イメージがついている「Avator」というファイルをヒエラルキーにドラッグ&ドロップで配置します。
3. BlendShapeAnimationGenerator導入
3-1. ダウンロード
以下から、ダウンロードします。
【無料あり】ブレンドシェイプ → 表情アニメーション生成
無料版も有料版も機能は変わらないので、ひとまず無料版をダウンロードしましょう。気に入っていただけたら、有料版で支援していただけると幸いです。
3-2. インポート
Unityにドラッグ&ドロップでインポートします。
3-3. 配置
プロジェクトウィンドウから「Assets > MU5VRC > Prefabs > BlendShapeAnimationGenerator」を見つけ、ヒエラルキーにドラッグ&ドロップで配置します。
3-4. 生成
ヒエラルキーから「BlendShapeAnimationGenerator」を選択し、「Avator」の項目に手順3で配置したアバターをドラッグ&ドロップしてください。
そして、生成ボタンを押します。
3-5. 確認
(2022/08/09 Alwaysについて追記)
プロジェクトウィンドウの「Assets」の中に、「0アバター名_BlendShapeAnimations」というフォルダができています。中を見てみると、たくさんのアニメーションができています。アニメーションは、「アバター名_表情名_Always」「アバター名_表情名_Enter」「アバター名_表情名_Exit」の3種類がたくさんあると思います。笑顔のアニメーションなら、Alwaysで笑顔→笑顔、Enterで無表情→笑顔、Exitで笑顔→無表情となります。
なぜ「Enter」「Exit」の2種類があるかですが、WriteDefault対策です。知らない人は、WriteDefaultは使ってはいけないとだけ覚えましょう。
ちなみに私のアニメーションの設計では、EnterとExitは使ってません笑
4. あとは煮るなり焼くなり好きにしてください
VRChat民は表情変更をパイメニューやコントローラからいじると思います。その時のアニメーション生成に役立ててください。
VTuberの方も、もしかしたら使えるかも...?3D配信に関して、VRChatほど制約がないので、キーバインドやGUIでBlendShapeの値ごと変えていると思いますが、撮影など高品質映像向けにはアニメーションが必要かと思います。Tweenなどはフレームレートに依存するため、Recorderで撮影するとフレーム飛びするリスクがあるので...(元エンジニアより)
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、BlendShapeAnimationGeneratorを紹介しました。VRoidなどで作成したVRMのブレンドシェイプを、そのままアニメーション化してくれます。
ダウンロードは以下からできます。
【無料あり】ブレンドシェイプ → 表情アニメーション生成
このようなツール紹介から、Unity自体の扱い方(初級〜上級)など幅広く紹介していきます。もし気に入っていただけましたら、有料版でのご支援、フォロー等お願いします!
関連する記事
ボタン1つで簡単にSpringBoneをPhysBoneに変換できます!
SpringBoneをPhysBoneに変換