はじめに
CotEditorに入力補完機能があることを知って衝撃を受けたのでそのほかの機能も含めてまとめてみました。
入力補完など便利だなと思った機能の紹介がメインですが、せっかくなので見た目の設定やテキストの操作についても書いてあります。
筆者の環境
- MacBook Pro2020
- macOS Catalina
- CotEditor バージョン4.0.3
この記事で想定している読者
- もっとCotEditorを使いこなしたい人
- エディタ選びで迷っているMacユーザー
(CotEditorはMacでしか使えません)
知ってほしい!「便利な機能」
コマンドの編集
環境設定>キーバインド>メニュー項目
からコマンドの編集ができます。
コマンドが表示されているところをクリックして、使いたいコマンドを押す(command+.
にしたかったらcommand
と.
を押す)と変更できます。
スニペットの設定
先述のコマンドの設定の仲間です。
コマンドを押すと設定した文字列が自動で入力されます。
環境設定>キーバインド>スニペット
で登録ができます。
アクションを選択した状態(下の画像の場合は「テキストを挿入0」)で「挿入文字列のフォーマット」に自動入力したい文字列を入力してください。
キーの登録はコマンドの設定と同じ要領です。
設定が反映されない場合は設定画面を閉じると反映されます。
筆者はHTMLを書くときのお決まりの記述を登録してみました。<html>
とか<head>
の中身とか。
キーの設定を色々試してみたところshiftキーを設定するとうまくいきませんでした。なんでだろう。
入力補完
これを知ったことが今月で一番嬉しかった。
手順
- 入力補完対象の設定
- 入力補完コマンドの設定
- やってみる
1. 入力補完対象の設定
環境設定>編集>入力補完
を確認してください。
画像の一番下にあるのが入力補完の項目です。
書類に含まれる単語:自分で設定した変数名など、そのドキュメント内に含まれる任意の単語
シンタックススタイルで定義された単語:関数名など、シンタックスハイライトで色がつく単語
一般単語:一般的な英単語
一番下の「入力中に補完候補を表示」にチェックを入れると入力中に候補のウィンドウが表示されます。
筆者はわずらわしく感じるのでチェックを外しています。
2. 入力補完コマンドの設定
環境設定>キーバインド>メニュー項目>編集
から入力補完のコマンドが確認できます。
デフォルトではoption+esc
になっていますが、使いづらいと思われたら先述の通りコマンドの編集が可能なのでカスタマイズしてください。
3. 入力中に設定したコマンドを押す
入力したい文字列を途中まで入力して、コマンドを押すと、入力補完のウィンドウが表示されます。
検索
検索したい文字列を選択し、command+E
を押すと検索文字列として指定できます。
指定後、command+shift+F
で一括検索ウィンドウが表示されます。
作業効率アップ!「見た目の設定」
シンタックスハイライト
環境設定>表示
からシンタックスハイライトや背景の色などが変更できます。
ツールバーのカスタマイズ
ファイル名の下のスペースを右クリックすると「ツールバーをカスタマイズ...」という項目が表示されます。
それをクリックするとツールバーに表示される項目を変更できます。
画面の分割
command+option+Enter
で画面を分割することができます。
もしくは画面右上の小さい四角をクリックすると分割できます。
左端にある×を押すと分割画面を閉じられます。
分割画面を消すコマンドはデフォルトでは設定されていないので、欲しい場合は前述のコマンドの編集で追加してください。
ファイルのアドレス表示
ファイル名を右クリック
、もしくは command+クリック
でファイルが置いてあるフォルダが表示されます。フォルダ名をクリックするとFinderで開くことができます。
地味に便利!「テキストの操作」
任意の行のシフト
インデントを変更できるコマンドの紹介です。
command+[
で左にシフト、command+]
で右にシフトすることができます。
1行だけ変更したい場合は変更したい行にカーソルを置いてコマンドを押してください。
複数行変更したい場合は変更したい行を全て指定してコマンドを押すと一括で変更できます。1ブロックまるごとインデントを変更したくなったときに重宝します。
テキストの矩形選択
矩形選択とは横書きの文字列を縦に(縦書きの文字列を横に)選択できる機能です。
option(alt)+ドラッグ
もしくはControl+Shift+矢印キー
で選択できます。
option(alt)+command+ドラッグ
で複数選択も可能です。
おまけ
筆者が個人的に気に入っている機能の紹介です。
タブバーの表示
表示>タブバーを表示
をクリックするとタブバーが表示されます。
複数のファイルを一つのウィンドウで管理したいときにおすすめです。いらない人はいらないと思います。
MarkDownのシンタックスハイライト
この記事もCotEditorを使って書いています。
プレビュー機能はありませんが、ChromeにMarkdown Viewer
という拡張機能を追加することでプレビュー及び書き出しが可能になります。
ハイライトされると視認性が格段に上がるのでQiitaに直書きするよりも快適です。
(が、Markdown Viewer
の表示テーマにはQiitaがないのでQiitaと全く同じようにプレビューすることはできません。筆者的にはGitHubが一番似ていると思うのでGitHubを指定しています。)
参考:Chrome拡張機能「Markdown Viewer」でmarkdownをいい感じに表示する
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました!
便利な機能を使いこなして楽しいCotEditorライフをお送りください!
誤りや改善すべき点等お気づきになられましたら、優しくご指摘いただけますと幸いです。
また、ここに書いていない便利な機能をご存知でしたらぜひご教示ください!