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エンジニアなら誰でも重宝される災害ボランティア

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サイバーボランティアアドベントカレンダー第5日目です。

そもそもサイバーボランティアって?という方は@hiro_matsuno2さんの記事をご覧下さい。

第一日目の記事にも書いてある通り、エンジニアリングによるボランティア活動は多々あります。
私はIT DARTという団体の活動に参加しました。

この記事で伝えたいこと

自分の知識で人の役に立てるって達成感や充実感あるよってことです。

エンジニアとして参加できるボランティアとは

ボランティアと言っても世には様々なボランティアが存在します。
ボランティアというと阪神大震災や東日本大震災のような大規模災害発生後の災害ゴミ(瓦礫や土砂など)の除去ボランティアを連想される方が多いかと思います。
ニュースとかで被災地の大変な状況は知りつつも「何か手伝えることはないかな〜」「でも、体力ないし行っても邪魔になるだけじゃないか…」と何か自分にできることはと思いつつも躊躇してしまう人は特にエンジニアには多いのではないのでしょうか。

サイバーボランティアは名の通り、エンジニアリングによってボランティアを行うことです。
現地に赴きPCのセッティングなどの情報面での支援を行う、はたまた支援が必要な場所を写真と共に地図にプロットするシステムを開発するなど様々な支援の形があります。
私は現地に赴いて支援のお手伝いをしました。

台風19号での災害ボランティア

私がサイバーボランティアとして参加したのは主に千葉県に被害をもたらした台風19号の災害ボランティアです。
現地の状況としては部分的な停電や断水、倒木による道路の寸断が発生していました。ボランティアとして参加されていた方々の多くは、ゴミの除去や倒木の撤去作業にあたっていました。
それらの作業を行うにも情報が必要です。ボランティアの支援を求める情報は被災者などからの情報提供により集められ、位置情報と必要な作業内容を紙面に印刷しボランティアの方々に依頼票という形で渡されていました。

私が従事した活動はその依頼票を印刷するプリンタや作業するPCにトラブルが発生した際のトラブルシューティングでした。
普段IT業に従事している方からしたら、当たり前にできるレベルの事と感じるかもしれません。
しかし、現地で情報収集して取りまとめを行うのは地元のボランティア団体の方々です。様々な個人情報が含まれるため、致し方ないことです。それらの方々の中にITリテラシーが高い方がいらっしゃればそれまでのことですが、必ずしもその限りではありません。
カラープリントが綺麗に印刷されない、PCから印刷を行っても印刷されない、PCの操作でわからない部分がある、といった事象を解決していきました。
文字に起こすと大した作業ではありませんが、知識があり支援ができる人間が被災地にいるというのは決して意味のないことではないと感じました。

おわりに

簡単ではありますが私の経験談でした。
ぜひご自身の知識を活かしたサイバーボランティアに参加されてはいかがでしょうか。
ボランティアの前提として、他人に感謝される事を期待して行うことではありません。しかし、自身の知識が何か役にたつというのは仕事では感じづらい経験です。
また、ボランティアの現場においてITリテラシーがある方がまだまだ少ないのが現状です。一人でも多くのエンジニアが興味を持っていただけたら幸いです。

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