20
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

【Chrome Developer Tools】JavaScriptにブレークポイントを張ってデバッグをする方法

Last updated at Posted at 2018-03-15

便利なJavaScriptですが、「ブレークポイントを張ってデバッグしたいなぁ」と感じることってありませんか?
実は、Chrome標準のDeveloper Toolsを使えば、JavaScriptもブレークポイントを張って、デバッグ実行することが出来るんです:astonished:
早速使ってみましょう。

この記事で学ぶこと

  • JavaScriptにブレークポイントを張る方法
  • ブレークポイントからJavaScriptを1行ずつ実行する方法

検証用プログラム

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
<html lang="ja">
<head>
  <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
  <title></title>
  <script type="text/javascript">
    function button2Push() {
      if (document.getElementById("vesi1").checked) {
        console.log("なす");
      }
      if (document.getElementById("vesi2").checked) {
        console.log("ピーマン");
      }
      if (document.getElementById("vesi3").checked) {
        console.log("かぼちゃ");
      }
      if (document.getElementById("vesi4").checked) {
        console.log("えだまめ");
      }
      console.log("-----------------------");
    };
  </script>
</head>
<body style="margin: 30px;">

  <p style="font-size: 120%;margin: 0px;"><b>お題2</b></p>
  <p>すきな野菜を選んでください。</p>

  <form name="test2">
    <input type="radio" id="vesi1" />なす
    <br />
    <input type="radio" id="vesi2" />ピーマン
    <br />
    <input type="radio" id="vesi3" />かぼちゃ
    <br />
    <input type="radio" id="vesi4" />えだまめ
    <br />
    
    ------------------------------------------------
    <br />
    <input type="button" id="button2" name="button2" value="押してみる。" onclick="button2Push();">
  </form>

</body>
</html>

画面イメージ

001_100_b.png

動作イメージ

好きな野菜のラジオをボタンを選んで、「押してみる。」ボタンを押下すると、consoleログに選んだ野菜の名前が出力されます。
consoleログの確認方法はこちらの記事を参照:arrow_down:
【Chrome Developer Tools】実例で学ぶconsoleタブで出来ること~JavaScriptデバッグ編

1.ファイルを表示する

F12を起動してDeveloper Toolsを起動したら、Sorceタブを開きます。
そして、ブレークさせたいJavaScriptが書かれているファイルを表示します。
003_080.png
上の図で赤線を引っ張った個所がソースファイルなので、ダブルクリックします。
もしも表示されていないときは、緑の丸で示したアイコンをクリックしてください。
非表示モードになっているかもしれません。

2.ブレークポイントを張る

ソースを表示させたら、ブレークさせたい行の行番号をクリックします。
すると、行番号に青いラベルが点灯します:large_blue_circle:
002_075.png
ポイントは「必ず止まる場所でブレークを張ること」です。
止まりそうな場所がわからなければ、ブレークのためだけに、一時的にconsole.log()を仕込むのもアリです。

3.JavaScriptを実行する

今回の検証ソースだと、「押してみる。」ボタンを押下することになります。
正しくブレークされると、ブラウザの画面一面にグレーのフィルタがかかります。
005_060.png

1)と3)→実行ボタン

青矢印がブレークポイントだけを追いかけるボタンで、黒の曲がった矢印が1行ごとのステップ実行ボタンです。
青い矢印はF8で、黒の矢印はF10キーでも、それぞれ実行可能です。

2)→ブレーク箇所

止まったブレークポイントの行は青くハイライトされます。
ちなみに、この状態で変数にカーソルを当てると、以下の図のように変数の詳細がポップアップされます。
006_100.png

そして、document.getElementById("vesi1")など、メソッドの切れ目まで含めてドラッグすると、このように:arrow_down:メソッドの中身単位でポップアップされます。
007_100.png

これ、かなり便利なので覚えておくとデバッグ効率が上がります:triangular_flag_on_post:

まとめ

  • JavaScriptにブレークポイントを張るには、まずDeveloper ToolsのSorceタブを開く。
  • ステップ実行はF10もしくは黒い曲がった矢印。
  • ブレークポイントごとの実行はF8もしくは青い矢印。
  • ブレークポイントは「必ず止まるところ」で張る。なければconsole.col()でよいから作ること。
  • 変数名にカーソルを当てると内容がわかって便利。
20
15
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
20
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?