概要
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Banana ProにOpenMediaVault 3.0.x をインストールして、NASにする。(Samba使用)
2016年11月29日時点で、v3.0.54 -
SDカード(というか、フラッシュメモリ)は消耗品!
元々、OMV(3.0.13ベース)で使ってたシステムのmicroSDがだめになった(突然リードオンリーになる??)ので、新しいベースのOMVをインストール、というのが動機。
ちなみに、新旧どちらも Transcend 8GB Class10使用 -
[メモ] RasPi2でNAS (minibianベースにOpenMediaVault) で
# [2016-06-04] openmediavaultのバージョンは3.0.13のままのほうがいいらしい。(Pluginsなどが対応していなかったりするので、)
と書いたが、このときより、よくなってるっぽい。
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(追記2016-11-29) Raspberry Pi 2 +
2016-09-23-raspbian-jessie-lite.img
でも同様の操作で確認
環境
Armbian on Banana Pro
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メディア ... フォーマット済みのものを使用
- microSD: システム用 8GB class10. armbianイメージ
- SATA接続: 2.5インチのHDD(200GBくらいの)。ext4
- USB2.0接続: 数TBのUSB3.0のHDD。NTFS
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armbian - Armbian_5.20_Bananapipro_Debian_jessie_4.7.3.img
- サーバなので、ビデオアクセラレーションが必要ない => Vanillaで.
- Xenial server だと、PHP7がデフォルトで、OMV3に必要なPHP5を入れる方法が... =>Jessieで.
=> Vinilla jessie server採用
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# LegacyとVanillaの違い (https://docs.armbian.com/Hardware_Allwinner-A20/ より)
- legacy: video acceleration, NAND support, connecting displays
- vanilla: headless server, light desktop operations
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ネットワーク
- 有線で、DHCPにて、IP取得だが、ルータのほうで、macaddressから、指定のIPを振るようにした。
- 無線は使える。が、使ってない..(
/etc/network/interfaces
をごにょごにょすればよい.)
らずぱい(追記2016-11-29)
- Raspberry Pi 2
- Raspbian-lite:
2016-09-23-raspbian-jessie-lite.img
- USB2.0接続の HDD、フラッシュメモリ、カードリーダー
注意点
- OMVインストール後、sshサーバは、OMVの管理下になるので、WebGUIから、有効化する。
- armbianで作成したユーザは、アクセス権の管理>ユーザ、から
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ssh
、sambashare
のグループに参加させる。(関連するサービスのグループに入れないと使えない) - OMVから、パスワードの設定を行う。(samba側のパスワードの設定もしてくれる?? pdbedit??)
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手順
Armbian
- microSDにarmbianを焼いて、起動する。(らずぱいにRaspbian焼くときに使うのと同じツール)
- 初回起動時、ファイルシステムのリサイズ、swap関係の設定などが行われるので、ちょいと待つ。
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root
/1234
でログイン。
初回ログイン時、rootパスワード変更と、最初のユーザの追加のスクリプトが走る。 - パッケージ更新・再起動
sudo apt update ; sudo apt dist-upgrade -y; sudo reboot
- アップデートにてKernelのversionが4.8.4へ(
uname -a
にて確認)- 更新前>
Linux bananapipro 4.7.3-sunxi #26 SMP Wed Sep 14 19:50:18 CEST 2016 armv7l GNU/Linux
- 更新後>
Linux bananapipro 4.8.4-sunxi #6 SMP Sun Oct 23 15:55:47 CEST 2016 armv7l GNU/Linux
- 更新前>
Raspbian-lite
- microSDにRaspbianを焼いて、起動する。
- pi / raspberry でログイン
- パッケージ更新・再起動
sudo apt update ; sudo apt dist-upgrade -y; sudo reboot
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raspi-config
は、ここでやっても、あとでやってもよいかと。
OpenMediaVault
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OMV インストール
# rootで作業。rootでログインするか、らずぱいならsudo bash
で、rootとして、bash起動するrootにて作業
レポジトリ登録.
echo "deb http://packages.openmediavault.org/public erasmus main" > /etc/apt/sources.list.d/openmediavault.list
キーの登録。↓エラーが出るので、2回実行する。
gpg --recv-keys 7E7A6C592EF35D13 && gpg --export 7E7A6C592EF35D13 |apt-key add -
gpg --recv-keys 7E7A6C592EF35D13 && gpg --export 7E7A6C592EF35D13 |apt-key add -
apt-get update
sudo apt install openmediavault-keyring postfix -y
設定を聞かれたら、 Postfix Configuration => No configurationを選択
apt-get --yes --force-yes --fix-missing --auto-remove --allow-unauthenticated
--show-upgraded --option Dpkg::Options::="--force-confdef"
--option DPkg::Options::="--force-confold" --no-install-recommends
install openmediavault
設定を聞かれたら、
Configuring mdadm => none
ProFTPD configuration => standalone
OMV
omv-initsystem
再起動
reboot
2. OMV Extrasのインストール
```bash:omvextra関連
wget http://omv-extras.org/openmediavault-omvextrasorg_latest_all3.deb
dpkg -i ./openmediavault-omvextrasorg_latest_all3.deb
apt-get update
WebGUIにて
-
PCのブラウザから、
http://ipアドレス/
をひらく
=> OpenMediaVaultのWebUIが開く。 -
日本語を選んで、ユーザ:
admin
, パスワード:openmediavault
でログイン -
基本設定 (変更したら、
保存
して、適用
する)- システム>
- 一般設定 : [Web管理者パスワード]タブ : adminのパスワードを変更
- 証明書>[SSL]タブ : 追加>作成 適当に埋めて、ヲレヲレ証明書作成
- 一般設定 :[Web管理]タブ: セキュアコネクションを有効にして、さっきの証明書を選択
- 日付>&時刻 : タイムゾーンとか、ntpサーバとか
- OMV-Extras : 適当にレポジトリを有効化する。StableとDebian backports。 Testingをいれてもよいけど、動作未保障?
変更したら、[アップデート]. - プラグイン: お好みで。[チェック]をして、パッケージ情報のアップデート。
- openmediavault-flashmemory 3.4.3
- openmediavault-transmissionbt 3.0.9
- openmediavault-minidlna 3.3.3
- ストレージ>
- 物理ディスク: 接続したHDD確認。電源管理、ライトキャッシュなどの設定
- SMART: お好みで。
- ファイルシステム: HDDを
マウント
する. - フラッシュメモリ: 有効にして、/etc/fstabを確認する。(openmediavault-flashmemoryプラグイン)
- アクセス権の管理>
- ユーザ> 使用するユーザをクリックして、[編集]で、パスワード再設定、と、グループへの参加ssh,sambashare。公開鍵の登録もできる
- 共有フォルダ> [追加]を押して、HDD上にフォルダ作成して登録していく。ここで登録されたものが、サービスにて使用できる。
- システム>
-
サービス
- SSH (普通のパスワード認証なら以下で。セキュリティに関しては...)
- 有効: 有効
- ポート: 22
- rootアカウントでのログインの許可 : 有効
- パスワード認証: 有効
- 公開鍵認証: 無効
- TCP転送: 有効
- 圧縮: 有効
- SMB/CIFS (=Samba)
- [設定]タブ 有効: 有効にして、他デフォルトのまま、[保存]。
- [共有]タブにて、[追加]を押して、
共有フォルダ
を選択して、他デフォルトのままで[保存]。
- DLNA
- [設定]タブ 有効: 有効にして、他デフォルトのまま、[保存]。
- [共有]タブにて、[追加]を押して、
共有フォルダ
、コンテンツタイプ
(音楽/画像/ビデオ/すべてのメディア)を選択して、[保存]。
- BitTorrent
- [設定]タブ 有効: 有効にして、他、てきとうにオプションを選んで、[保存]。
- [帯域幅]タブ ダウンロードリミット・アップロードリミットを有効/無効、KBytes毎秒単位で指定[保存]。
- [Files and Locations]タブ 、
共有フォルダ
を選択して、[保存]。 - [RPC]タブ 有効、ポートは、9091(デフォルト)だと、
http://IPアドレス:9091/
で BittorrentのWebインタフェースにアクセス。
- SSH (普通のパスワード認証なら以下で。セキュリティに関しては...)
# 設定後、上のほうに出てくる、[適用]押す。念のため、再起動しておく。
Windowsから、
- 以下を実行して、共有フォルダを開く。
- Explorer のアドレスバー、コマンド実行で、
\\IPアドレス\
- cmd.exe 開いて、
start \\IPアドレス\
- Explorer のアドレスバー、コマンド実行で、
その他
- 便利なプラグインあったら、教えてください.