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ゼロから始める Docker(コマンドをコピペして1本ずつ動かす入門・全6本)

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Last updated at Posted at 2026-06-25

はじめに

Docker に興味があっても、「なぜ Docker を使うのか」「コンテナと VM は何が違うのか」は、最初は理解しづらいところです。

入門記事はたくさんある一方で、WSL と Docker Desktop のどちらを入れるか、OS ごとに手順が違う、permission denied で最初の docker run まで届かない、といった 環境構築で止まる パターンもよくあります。仕事の合間に触ろうとしても、調べているうちに時間だけ過ぎる。私たちも同じでした。

そこで用語を全部理解してから進むのではなく、コマンドをコピペして動かしながら拾う Step 1〜6 を用意しました。この記事は、6 Step 全体の流れと読み方の整理です。

手順本文は各 Step の記事にあり、コピペして試せる形式にしています。

各 Step では、イメージとコンテナの関係や Compose の役割など 基本的な仕組み にも触れます。気になったところは、その Step や公式ドキュメントで深掘りできます。

環境の用意から、1 コンテナの起動、イメージの自作、複数コンテナの運用、データの残し方、ネットワークまで、Step 1 から順に読むとつながります。Windows 向けの環境設定は、後述の「前提環境」にまとめています。

このシリーズを読み終えると

Step 1〜6 を順にやると、次のあたりまで 触った・読んだ 状態になる想定です。

  • WSL2 上の Ubuntu ターミナルから docker コマンドを打てる
  • nginx を 1 コンテナとして起動・停止・削除できる。pull / run / ps が何をしているか、自分なりに説明できる
  • Dockerfile でイメージをビルドし、COPY が何をしているかわかる
  • Compose で YAML 1 本から複数コンテナを up / down できる
  • Volume で、コンテナを消してもデータをホスト側に残せる
  • ネットワークのモードの違いと、Compose でコンテナ名でつながる件を、ざっくり理解できる

この記事の使い方

  • 環境から作るなら Step 1 から順に読む
  • 環境があるなら 目的別の読み方 から必要な Step だけ選んでもよい

このシリーズの前提環境

本シリーズの基本方針は、Windows + WSL2 + Ubuntu 上に Docker Engine を入れ、Linux ターミナルから Docker CLI を実行する ことです。Docker Desktop は前提にしません。

項目 内容
OS Windows 11(または WSL2 対応の Windows 10)
Linux WSL2 上の Ubuntu
Docker Docker Engine(CLI)
エディタ VS Code + WSL 拡張(Step 1 で設定。必須ではないが推奨)

Docker Desktop について

  • Step 1 では Desktop を使わず Engine を WSL2 に直接インストールする手順を扱います
  • Step 2 では CLI でコンテナを起動した結果を Docker Desktop の画面でも確認する 場面があります(Desktop が入っていれば参照用として使える、という位置づけです)

動作確認環境の例

  • Ubuntu 24.04 LTS
  • Docker Engine 29.x 系
  • Docker Compose v2(docker compose サブコマンド)

学習ロードマップ

Step 1 → Step 6 の順に読むと、環境構築 → 単一コンテナ → イメージ自作 → 複数コンテナ → データ永続化 → ネットワーク とつながります。前の Step で触った操作が次で意味を持ちます。

Step 1: WSL2 上でUbuntu と Docker Engine の構築

WSL2 上に Ubuntu と Docker Engine を構築する

以降のハンズオンでコマンドを打つ土台。WSL2・Ubuntu・VS Code 接続・Engine インストールまで。

Step 2: Docker CLI で nginx の起動

Docker CLI で nginx を起動して動作を確認する

pull / run / ps / stop / rmはじめての1コンテナ。CLI の結果が Desktop にどう見えるかも確認。

Step 3: Dockerfile と主要命令

Dockerfile で主要命令を使いイメージをビルドする

既製イメージの利用から一歩進み、FROM / COPY / CMDイメージを自作する。

Step 4: Docker Compose

Docker Composeで複数コンテナを一括起動する (公開予定)

docker run を繰り返す代わりに YAML 1 本で複数コンテナを up / down する。Web + 補助コンテナ のセット運用が題材。

Step 5: Docker Volume

Docker Volumeでホスト側のデータを永続化する (公開予定)

コンテナを消しても残したいデータをホスト側に置く --volume(bind mount) の使い方。

Step 6: Docker ネットワーク

Docker ネットワークを図解で理解する

bridge / host / none の違いと、Compose 時に コンテナ名で名前解決できる理由 を図解で整理。

目的別の読み方

まず動かしてみたい

Step 1 で WSL2 + Docker Engine の環境を整え、Step 2 で nginx コンテナを 1 つ動かすと、pullrun → ブラウザ確認 → stop / rm まで一通り触れます。Docker の基本操作の入口になります。

自分のイメージや複数コンテナを扱いたい

Step 3 で Dockerfile を使ったイメージのビルド、Step 4 で Compose による複数コンテナの管理、という流れが自然です。Step 3 の COPY はイメージにファイルを焼き込む方法、Step 5 の Volume は実行中にホストとデータを共有する方法、と役割が異なります。

データを消したくない・ログを残したい

Step 5 が該当します。コンテナの寿命とデータの寿命を分ける考え方と、docker run -v ホスト:コンテナ の書き方を WSL2 上で確認できます。

コンテナ同士がつながる仕組みを知りたい

Step 6 が該当します。Compose で複数サービスを up したときにコンテナ名で通信できる理由や、bridge ネットワークの基本が図解で整理されています。Step 4 のあとに Step 6 を読むと、YAML で定義したサービス同士の関係が腹落ちしやすいです。

まとめ

  • WSL2 + Docker Engine を前提に、Step 1〜6 で Docker を触り始めるための入口をカバーします
  • 環境から作るなら Step 1 → Step 6 の順、環境があるなら 目的別の読み方 から必要な Step だけ選べます

まずは WSL2 上に Ubuntu と Docker Engine を構築する(Step 1)から。

参考

本シリーズを作成するうえで、以下の資料を参考にさせていただきました。

  1. https://docs.docker.com/
  2. https://docs.docker.com/compose/
  3. https://docs.docker.com/engine/storage/
  4. Linux・Docker Compose・Dockerfile 完全入門
  5. WSL2 上に Ubuntu と Docker Engine を構築する
  6. Docker CLI で nginx を起動して動作を確認する
  7. Dockerfile で主要命令を使いイメージをビルドする
  8. Docker ネットワークを図解で理解する

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