バッファの種類
バッファには2つの種類がある。
- フューチャーバッファ(機能バッファ)
- スケジュールバッファ
フューチャーバッファ
機能として持たせておくバッファ。
例えるなら、37個の買い物リストがあるうち、買わなくてもいい優先度の低いリスト
スケジュールバッファ
スケジュールとして持たせておくバッファ
例えるなら、空港に行くときに事前に1時間余裕を持って家を出るなど
見積もりの単位
理想時間でもストーリーポイントでも、規模が図れるものであればなんでもいい
見積もりに不確実性を反映させる
以下の2つの見積もりを利用する。
- 平均ケース(50%見積もり)
- 最悪ケース(90%見積もり)
例:6つのユーザーストーリーに対するプロジェクト全体のスケジュールバッファの算出
ユーザーストーリー | 平均ケース | 最悪ケース | (最悪-平均)の2乗 |
---|---|---|---|
ストーリー1 | 5 | 13 | 64 |
ストーリー2 | 1 | 3 | 4 |
ストーリー3 | 3 | 5 | 4 |
ストーリー4 | 5 | 8 | 9 |
ストーリー5 | 2 | 5 | 9 |
ストーリー6 | 1 | 1 | 0 |
縦列の合計 | 17 | 35 | 90 |
この場合、90に注目する。
90の平方根である9.4の小数点を丸めた値、9をバッファとし、平均ケースに足すことで
17+9がバッファを見込んだ数値となる。
最後に
バッファは水増しではない。
車の車間距離のようなものなので、バッファについて聞かれたら公明正大に答えよう。