こんにちは、 @mshibuya です。
5/9に開催された「『THE TEAM』×『エンジニアリング組織論への招待』コラボイベント」にブログ枠として参加してきましたので、その様子を（実況ツイートの引用が大半になっちゃいますが…）レポートしたいと思います！
今回の会場
GINZA SIXにあるリンクアンドモチベーションさんでの開催でした。
今日はリンクアンドモチベーションさんに来てます！ #THETEAM pic.twitter.com/oDScuILeog
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
とってもいい場所にある新しくておしゃれなオフィス、羨ましいですねー
トークセッション
はじまった。まずは登壇者紹介。LM麻野さん（「THE TEAM著者」）、レクター広木さん（「エンジニアリング組織論への招待」著者）、レクター松岡さん（今日のモデレーター） #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
今日はTHE TEAMのA-Eの5つの法則のうち、３つを取り上げて進める。「チームや組織には絶対解ではなく最適解があるのみ」 #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
THE TEAMではチームに必要な５つの法則として「Aim(目標設定)」「Boarding(人員選定)」「Communication(意思疎通)」「Decision(意思決定)」「Engagement(共感創造)」の５つが扱われています（きれいにA〜Eになっていておしゃれ）。今回はそのうちから３つが取り上げられています。
Boarding(人員選定)について
まずはBording：人員選定の法則。チームは大きく４つに分けられ、縦軸が敵に合わせる必要があるか・横軸が連携度合いの掛け合わせで分類。どこに当たるかでメンバー選びやルール作りが変わる #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
4つのチームはこんな感じですね
| 連携度合い小 | 連携度合い大 | |
|---|---|---|
| 変化大 | 柔道団体戦 | サッカー型 |
| 変化小 | 駅伝型 | 野球型 |
変化の影響を受けやすいチームは間口を広くしておいて合う人が残っていく形がいい。一方影響を受けにくいときはある程度固定のメンバーでやった方がいい。連携度合いが大きければ多様性が求められ、そうでなければ均質性 #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
この４つの分類において、そもそも現在どんな状況に置かれているかをみつけていくところが難解なポイント。どこに置かれているかの認識自体ズレうるし、価値観が違うチーム同士で文化衝突が起きうる #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
例えばLMは柔道的な文化だったので、エンジニアチームに数値目標を設定しようとして失敗したりした。特定のチーム観での成功体験があるからといって押し付けず、客観的に見ていくことが大事。常識が違うと論理的な話になりづらい→そこでTHE TEAMを読もう #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
Aim(目標設定)について
続いてAimの話。目標をどう達成するかより、正しい目標を設定することが大事。意義（分かりやすさ小＆ブレイクスルー大）・成果（中間）・行動（分かりやすさ大＆ブレイクスルー小）の３目標に分けられる #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
目標の抽象と具体を行き来する能力はどう鍛えるか。学校ではやってこなかったので、繰り返し練習して身につけるしかない。メンバーの能力レベル・ビジネス環境の変化に合わせたものを渡す #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
Decision(意思決定)について
このお話はとっても経営者に受けがよいそう。
次はDecisionの話。意思決定を理解しよう。独裁（納得低・時間高）・多数決（中間）・合議（納得高・時間低）の特性を押さえ、どの方法で決めるのかを決めるのが大事 #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
意思決定の移譲についてもうまくまわってない部分では→独裁〜合議の話と階層の話は別のものとして分けている。日本企業だと会議で決めようとして決まらない結果組織が腐る、が多い #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
納得感は常にトレードオフ？→うまくいくリーダーシップは納得感をもって独裁でき、そういう時はトレードオフにならない。決めるのが怖い→責任の所在をあいまいにするための合議が多い。意思決定の不在 #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
質疑応答
最後に質疑。部下から上司へのありがとうが少なく、離職率が高く、意思決定できないことが多い。どうすればよくなる？→意思決定が上がれば周りも連動して上がっていくかも。マネージャーは意思決定をトレーニングすべき。早めに間違えるのは失敗でない #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
意思決定を速くしないと、という肌感は経営者はどのくらい持っているのか？→デリゲーションできないのは自分で決めたいからで、そういう会社は伸びない。大きくなる会社には芯になる判断基準がある #THETEAM #エンジニアリング組織論への招待
— 渋谷/オプト (@m4buya) May 9, 2019
懇親会
ちょっといいビールがうれしい。「今はマネージャーではないけど組織づくりに興味がある」という方が多かったのが印象的でした。
会場でお話いただきました皆様、ありがとうございました！
まとめ
今回は組織についての著書をお持ちのお二人が繰り広げるトークイベントということで、たいへん小気味よくなるほど感あふれる展開が印象的でした。著者麻野さんのおっしゃる
「チームや組織には絶対解ではなく最適解があるのみ」
は本当にそうで、うまく最適を見つけられるようマネージャーは使える道具立てを増やしていかないとですね。。
エンジニアリングマネジメントの分野は引き続き熱い分野であることが続くと思っているので、こういったイベントには今後も注目していきたいです！
運営に携わられた皆様、楽しいイベントをありがとうございましたー