データベースオブジェクトの階層構造
Snowsightを利用したデータベースオブジェクトの参照および作成方法を学ぶ.また,SHOW
コマンドを使用してオブジェクト情報にアクセスし,データのクエリを実行する.
Snowsight オブジェクトブラウザ
Snowsightのオブジェクトブラウザは,データベース,スキーマ,テーブル,ビューなどのオブジェクトを検索・選択するためのツールである.
主要機能
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左メニューからアクセス
- 左側メニューのデータをクリックし,データベースを選択する.
- オブジェクトブラウザが表示される.
- オブジェクト名をクリックすると,詳細が表示される.
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ノートブックでの利用
- ノートブックの左上のデータベースタブをクリックして,並行してオブジェクトブラウザを利用可能.
手順
Snowsightオブジェクトブラウザでのアクション
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新しいデータベースの作成
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+ データベース
ボタンをクリックし,名前をGARDEN_PLANTSとしてデータベースを作成する.
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スキーマの管理
- 作成したデータベース内の
PUBLIC
スキーマを削除する. - 以下の3つのスキーマを新規作成する:
- VEGGIES
- FRUITS
- FLOWERS
- 作成したデータベース内の
コードの実行方法
本演習ではSnowsightのノートブックを使用する.ノートブックはSQLとPythonのコードをセル内で実行可能である.以下のコード例を試してみる:
SELECT 'hello';
- helloはシングルクォーテーションで囲む.
- SQL文の末尾にはセミコロンを付ける必要がある.
SHOW
コマンド
SHOW
コマンドを使用してデータベースやスキーマの情報を取得する.以下は例である:
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データベース一覧の表示
USE ROLE learner_rl; SHOW DATABASES;
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スキーマ一覧の表示
USE DATABASE GARDEN_PLANTS; SHOW SCHEMAS;
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サンプルデータベースの利用
USE DATABASE snowflake_sample_data;
Snowflakeのサンプルデータセットを利用し,TPC-DSやTPC-Hの標準データをテスト用に活用できる.
実行ステータスの理解
ノートブック内でのセルの実行ステータスは,色によって示される.
- 青い点:セルは変更されたが未実行.
- 赤:エラー発生.
- 緑:正常に実行完了.
- 灰色の点滅:実行待機中.
これらを理解し,効率的にコードを実行することが重要である.