まず答え
VSCodeで、Shift_JISをWindows 1252に誤認識させないための呪文。冒頭近く、XMLなら、doctypeの後くらいに入れておくとよさげ。()内も記載しておかないと、ふざけているのかと思われて、メンテナンスした人が消しちゃうかもしれないので注意。
<!--うえからしたにすべりこむ(VSCodeでShift_JISを誤判定させない呪文)-->
思い出話~今回の経緯
Shift_JISが誤認識されるのを避けるための呪文には古くからの歴史があります。その昔、ブラウザの文字コード認識が微妙にしょぼかった時代、そして、まだ今ほどUTF-8が普及していなかった時代、
<!--あいうえお-->
というコメントを挿入するダーティハックがありました。
時は流れて令和になりました。VSCodeでSalesForce用のprocess-conf.xmlを編集していたのですが、VBAで生成してprocess.batをキックする構造でちょちょいと作ろうとして、だからVBAで読み書きしやすいようにShift_JISにして、VSCodeでひな形を編集しようとしたら、日本語が化けるじゃないですか。判定はWindows 1252。なんじゃそりゃ。ansinewとも呼ばれる、ヨーロッパ版ANKみたいな文字セットの模様です。半角カナ的な部分にいろいろ入っているので、誤認識されやすいみたいっすね。このへん、あんまり適当なことを書くと、マサカリを携えた怖い人が寄ってくるので、大概にしておきましょう。
対策をググってみると、ソースコードを弄るとか、7-zipで構成ファイルを弄るとか、なんだかやりたくないハックが出てきます。これは良くない。問題のXMLファイルと、正しく判定できた(類似の)XMLファイルを比較して、共通部分を削っては、誤判定・適正判定の関係が維持されるように絞り込んでゆきます。するとどうでしょう。「からしたにす」という文字列をコメントに入れると、Shift_JISと正しく判定されるではないですか。残念ながら、これ以上縮めることはできませんでした。
仕上げとご意見拝聴の旨
後は覚えやすさですね。記憶コストが小さくないと、気軽に挿入できません。そこで、「うえからしたにすべりこむ」という文字列を編み出しました。これでOK。将来は、自動判定の候補を指定できるようになるとよいなあ、と思いますが、目先ではしょうがないので、同じ悩みを持つ方は使ってみてください。もっとエレガントな呪文も、あったら教えてくださいね。