Macで、動画のファイルフォーマットをmp4へ変換するコマンドラインツールffmpegの簡単な紹介です。
ffmpegのインストール
ffmpegのインストールですが、手軽な方法はhomebrewを利用することだと思います。
brew install ffmpeg
ffmpegの基本的な使い方
ffmpegの基本な使い方は、
ffmpeg -i 元動画ファイル [オプション] 変換後動画ファイル
です。オプションを何もつけない場合、動画、音声ともデフォルトのパラメータが適用され、変換後動画ファイルの拡張子から決まる形式で保存されます。
例えば、
ffmpeg -i source.avi dest.mp4
ffmpeg -i source.mp4 dest.wmv
といった感じです。
この方法で、動画ファイルをmp4フォーマットに変換すると、MacのQuickTimeでは開くことができません。MacのQuickTimeでも開くことので出来るmp4ファイルとするためには、"-pix_fmt yuv420p"などのオプションをつけて変換する必要があります。例えば、
ffmpeg -i source.avi -pix_fmt yuv420p dest.mp4
とします。これで、MacのQuickTimeでも再生することのできるmp4ファイルが生成されます。
- -pix_fmtに関しては、http://qiita.com/NaokiOgawa/items/ce94e972992b63b87043
を参考にしました。
ところで、ffmpegでは、連番の静止画像(pngファイルなど)から動画ファイルを生成することも出来ます。例えば、
ffmpeg -i sample%03d.png -pix_fmt yuv420p dest.mp4
とします。この場合は、元となる静止画ファイルはsample001.png、sample002.pngなどの連番ファイルとなっており、dest.mp4という動画ファイルが出力されます。
- 連番ファイルからの動画ファイルの作成に関しては、
http://qiita.com/riocampos/items/2f4fe927b5cf99aff767
で、詳しく紹介されています。