はじめに

~/.bashrc や ~/.zshrc に追記してお使いください。
当方Yosemiteにて動作確認してます。(El Capitan に早いとこ上げたい…)

いいネタがあれば後から追加していく予定です。コメント欄でも是非紹介してください。

テクニック

引数の参照

一番オーソドックスな方法です。

on run argv
    log item N of argv
end run

例

osascript -e '
    on run argv
        log "Hello, " & item 1 of argv & "."
    end run
' "$variable"

環境変数の参照

以下のシンタックスで利用出来るはずなんですが、手元では全く動作確認出来なかったのでこれは見送ります。

system attribute "ATTRIBUTE_NAME"

埋め込む文字列のエスケープ

引数として渡せない事情がある場合はこちらを採用します。

ダブルクオートリテラルの作成: `"string"`

AppleScriptでは文字列リテラルにダブルクオートしか使えません。
変数の置換機能では限界があるのでPerlを利用します。
またbashとzshでechoの挙動が違うので、-Eでbashに合わせます。

variable='"'$(echo -E "$variable" | perl -pe 's/(?=[\\"])/\\/g')'"'

(参考) PHPのようにドル記号を解釈する言語向けのエスケープ

variable='"'$(echo -E "$variable" | perl -pe 's/(?=[\\"\$])/\\/g')'"'

シングルクオートリテラルの作成: `'string'`

今回は使えませんが、参考までにこちらも掲載しておきます。

variable="'"$(echo -E "$variable" | perl -pe "s/'/'\"'\"'/g")"'"

フルパスの取得

AppleScriptではファイル名を指定するとき相対パスを受け付けてくれません。
OSXにはrealpathが無いのでPerlを利用することになります。

# 単一引数
perl -MCwd -e 'print Cwd::abs_path(shift)' "$variable"
# 複数引数
perl -MCwd -e 'print Cwd::abs_path($_) for @ARGV' "$variable"

使用例

example@localhost:/bin$ variable='bash'
example@localhost:/bin$ perl -MCwd -e 'print Cwd::abs_path(shift)' "$variable"
/bin/bash

コマンド

ターミナルプロファイルの変更

termprf() {
    osascript -e '
        on run argv
            if exists (window 1 of application "Terminal") then
                tell application "Terminal"
                    set current settings of window 1 to settings set (item 1 of argv)
                end tell
            end if
        end run
    ' "$1"
}

使用例

example@localhost:~$ termprf homebrew

壁紙の変更

chwall() {
    osascript -e '
        on run argv
            tell application "Finder" to set desktop picture to POSIX file (item 1 of argv)
        end run
    ' "$(perl -MCwd -e 'print Cwd::abs_path(shift)' "$1")"
}

使用例

example@localhost:~/Pictures/淫夢$ chwall ご満悦先輩.png