こんにちは!
moz(もず)といいます。
Qiitaでの投稿は初めてなので、読みづらい点があったらすみません。
先日、Difyのアドベントカレンダーがあることを知りました。
2025年は私にとって、Difyをきっかけに様々な出会いがあったこともあり、
ぜひDify盛り上げのお手伝いができればと思い、今回アドベントカレンダーに参加しました!
(ちなみにアドベントカレンダーの参加も今回初めてです)
私からは今回、
「Difyの社内推進プロジェクトを始めたら、月8000時間削った話」
をしようと思います。
この記事をあとで読み返せるように、先にストックしておくことをオススメします!
ついでにいいねもいただけたら嬉しいです![]()
ちょっとだけ自己紹介
まずは自己紹介からさせてください。
私はCyberAgentグループの一員で、普段は社内の生成AI推進を担当しています。
もともとはRPAエンジニアで社内業務の自動化を担当していましたが、
2024年にひょんなことからDifyと出会い、
Difyを触りまくっていたら、いつの間にかDifyを推進していました。
何をしたの?
2024年の12月~2025年の9月末まで、
Difyレクチャーのプロジェクトを企画・運営し、
CyberAgentグループ内の希望者にDifyをレクチャーしていました。
どんな成果があったの?
削減時間「月8,000時間」を達成。
※人数でいうと「50名分」
総レクチャー人数も「1100名」を突破。
CyberAgentグループの従業員は「8150名」なので、
だいたい「7人に1人(約14%)」が参加していた計算になります。
▼データ引用元
これだけの規模を、
「たった2名」
でレクチャーしていました。
今回は「それ、どうやって運営してたの?」という話をしていこうと思います。
現在Difyを推進している方や、これからDifyを導入したい方の参考になれば幸いです。
どんなレクチャーをしてたの?
さっそく結論ですが、
「ゲーム性を持たせたレクチャー」を実施していました。
まずはRPGゲーム風にプロジェクト名を「Difyクエスト」と命名。
(某ド○ゴンクエストから、アイデアをお借りしました)
参加者は全員「勇者」として参加し、
Difyの習得度合いに合わせて、「ランク制度」を設定。
Difyに関するミッションを運営側で用意し、
参加者はそのミッションをクリアすると、★1→★2→★3といった感じでランクが上がっていきます。
(最高ランクは★7)
★7ランクに到達する頃には、
自然とDifyが使えて、「自分で業務改善ができる人材」になっている、という仕組みです。
なんだかワクワクしますね。
ここからさらに、徹底的にゲームっぽくなるようにしました。
ナビゲーションキャラクターを用意したり、
その他のサポートキャラを用意したり。
ゲームのタイトル画面のようなポスターを作ってみたり。
「レイドクエスト」という全員参加型の協力ミッションを用意してみたり。
レイドクエストでは
「社員たちの貴重な時間を食い潰す」という設定で敵モンスターを用意。
参加者が削減した時間=モンスターへのダメージとなり、
モンスターのHPをゼロにすると、討伐成功!
期間内に全10体のモンスターをすべて討伐すると、
無事に社員の皆が救われてハッピーエンド、といった設定です。
(ちなみに無事ハッピーエンドで終わりました)
さて、他にも様々な設定があるのですが、
全部紹介すると年内にこの記事が書き切れるか怪しくなってしまうのでこの辺りにして、
ここからは「Difyクエスト」の具体的な運営方法を書いていこうと思います。
Difyクエストを支えたツールたち
Difyクエストを運営するにあたって、以下のツールを使用していました。
- Slack
- スプレッドシート
- Dify
- n8n
ここからは各ツールをどのように使っていたのか、具体的な活用方法を書いていきます。
Slackの活用
Slackはこのプロジェクトの中心的なポジションで、運営からの連絡や資料など、多岐にわたって使用していました。
主に以下機能を使っていました。
- チャンネル
- Canvas
- ワークフロー
次にCanvasを使って、「Difyクエスト」のプロジェクト概要の案内を作成し、
興味を持った人にこのCanvasを案内します。

上記のCanvas内に「Difyクエストへの参加ボタン」があるので、これを押すとSlackワークフローが発動します。
参加者は勇者となってDifyクエストの世界に召喚され、スタート時点の初期ランクである「★1」のチャンネルに追加されます。
★1のチャンネルに追加されると、
別のSlackワークフローが発動し、ランクごとに存在する「教官」キャラクターが自動で案内します。
この教官から案内される「ぼうけんの書」はあらかじめCanvasで作成しておいたもので、
このぼうけんの書には以下の情報が記載されています。
- そのランクでのミッションクリア条件
- そのランクに合わせたレクチャー資料
- ミッションクリアに役立ちそうな参考資料
ちなみにレクチャー資料もCanvasで作成し、
ナビゲーションキャラクターが教えてくれるような内容にして、参加者が楽しく学べるようにしています。
さらに、参加者がワークフローの作り方をイメージしやすいよう、
Canvasで汎用的に使えそうなDifyアプリのサンプルを20種類以上用意しました。
DSLファイルもセットで置いてあるので、
参加者は気になったサンプルを自由にダウンロード&インポートし、カスタムできるようにしていました。
参加者がDifyアプリを作成したら、
Slackのワークフローで作ったフォームにて、「報告書」という形式で作ったアプリの詳細を書いて提出してもらいます。
報告書を提出すると、
ナビゲーションキャラクターが報告内容をお手紙のように紹介してくれます。
単純にアプリの紹介をするだけでなく、
「こんなアプリも作れそう」といったアイデア出しや、
報告してくれた人を褒めちぎりつつ、「次もまた頑張ってみようかな」と思わせるようなメッセージを送ってくれます。
スプレッドシートの活用
ここは内部情報が多すぎるため、お見せできる部分がほぼ無いのですが(すみません)
- 参加者のランク到達状況
- 報告されたアプリの情報
といった、「データ」となるものはすべてスプレッドシートで管理していました。
添付画像はランクの進行管理の表で、「誰が」「いつ」どのランクに到達したかが分かるようになっています。
Difyの活用
Difyには主に運営補助のような立ち位置で、自動化部分を担当してもらっていました。
- 報告されたDifyアプリの紹介文作成(先ほどのお手紙紹介のもの)
- ミッションをクリアした参加者を、次のランクのSlackチャンネルに追加
- 報告されたDifyアプリの解析
(指定されたノードを使うミッションがあり、その判定に使用)
n8nの活用
n8nは当時のDifyでは足りなかった部分の補完要員でした。
(トリガー機能など)
アプリ作成の報告をすると、Slackワークフローで運営専用のチャンネルに報告内容が投稿されるようにし、
n8nのワークフローでそのチャンネルへの投稿を検知するようにしていました。
- Slack投稿検知→マスコットキャラのDifyアプリの紹介文を作成→Slackに投稿
- Slack投稿検知→提出されたDifyのDSLアプリを解析→解析結果をスプレッドシートに記載→ミッションをクリアしているか判定→クリアしていた場合、次のランクのSlackチャンネルに招待
まとめ
プロジェクト初期の頃はこれらの運用をほぼ手動で行っていましたが、
Dify, Slack, n8nの自動化のおかげで講師の負担を大幅に軽減し、たった2名で運用できていました。
もう1人の講師はより専門性の高いレクチャーに時間を使ったり、
私はDifyクエストのコンテンツの拡充にも時間を使えるようになりました。
これらの取り組みのおかげで「ゲームのように楽しく学べるコンテンツがあるらしいぞ!」とグループ内でも話題となり、
約1100名超えの勇者達を生み出し、月8000時間の業務時間を削減することができました。
Difyが流行り始めた時期にプロジェクトをスタートできたなど、タイミング的にも運が良かったこともありますが、
おかげさまで私が所属する会社での年度総会にて、MVPをいただくことができました。
執筆時間の都合上、今回細かく書けなかったところもありますが、
いずれnoteなどに詳細を書いていこうかなと思います。
noteではDifyの使い方などの記事も書いていますので、
ぜひ興味がありましたら、フォローお待ちしています!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!





















