この記事はSafie Engineers’ Blog! Advent Calendar24日目の記事です。
セーフィー株式会社 VPoEの谷口元信です。
2019年4月からセーフィーに入社して3年半くらいになりますが、2022年4月からVPoEとしてエンジニア組織の課題に取り組んでいます。
この記事ではセーフィーのエンジニア組織と課題について紹介したいと思います。
エンジニア組織
私がいる3年半の間で何度か組織変更がありましたが、現在のセーフィーのエンジニア組織は職能型組織となっています。
組織図を見てわかる通り、グループ単位で技術領域や業務範囲が明確になっています。
それぞれのグループで技術領域を深める経験が出来ますし、自分が経験していない、もしくは経験の浅い技術領域への挑戦をする事もしやすい環境となっています。
と書きましたが、現在は積極的に手上げして取り組もうとする人しか幅広い経験を積む事が出来ないという課題もあります。
では、セーフィーのエンジニア組織の課題とは何かをお話しします。
エンジニア組織の課題
現在のエンジニア組織の課題ですが、大きく分けて4つあります。
- 技術領域の異なるグループでの開発スキルを身に着けたい
- セーフィーでのエンジニアとしてのキャリアパスを明確にしたい
- プロダクト開発を効率よく進めたい
- エンジニア採用を強化して各人の業務量を適切にしたい
多かれ少なかれ、どのエンジニア組織も上記の課題を抱えているというのが私の認識です。
その中でも今回は「技術領域の異なるグループでの開発スキルを身に着けたい」について話をしたいと思います。
技術領域の異なるグループでの開発スキルを身に着けたい
私自身は20代から30代にかけて、ほぼフルスタックエンジニアとして開発に取り組んできました。
プログラム言語もJavaから始まり、Perl、PHP、VB.net、python、Scala、C++、Javascript、Typescript等プロジェクトによって様々な言語も経験してきました。
一つの技術領域や一つのプログラム言語を深堀していく事もエンジニアのキャリアとしては大事ですが、現在のプロダクト開発においては技術領域間での相互理解があった上でグループ間で連携して開発を進める事も同時に重要となってきています。
過去のブログで「セーフィーにはどんな種類のエンジニアがいるの」という記事がありますが、こちらで紹介されている図を見てわかる通り、カメラ、サーバ、スマホ、PC間で様々なデータのやり取りを効率よく行う事がサービスレベルを高めるために必須となります。
他社でハードウェア、サーバ、アプリケーションの開発をそれなりに横断して経験してきた人であれば、関連する技術領域で何をどう実装していくかをある程度イメージした上でインタフェースについて話し合いながら設計、実装していく事がやりやすいと思います。
しかし、その経験がない中で業務を進める事はハードルが少し高いかなと私は感じています。
また、
- 1つのプロダクトを横断して開発出来るスキルを身に着けた上で自分の深堀をしたい技術領域を見つけていく
- それぞれの技術領域に入り込んで理解を深めてプロダクトマネージャを目指す
という志向のエンジニアも一定数いるので、技術領域の幅を広げやすい環境を作った上でそういったキャリアを目指す人に対してスキルを高めていけるようにする必要があります。
そのためには各技術領域に対するオンボーディングをしやすくする事がミッションとなってきます。
オンボーディングの強化
入社後のエンジニアがプロジェクトや開発に入り込みやすくなるようにするために、オンボーディング資料の作成、更新とサポート体制を作り上げる必要があります。
ただ、こちらに関しては入社して数年経っているエンジニア向けにも同様に必要となってきます。
オンボーディング資料の作成についてはグループ毎にあったりなかったりした所もあり、2022年上期は各グループでオンボーディング資料の作成と更新を行ってもらった事でセーフィーで自分の携わっていない技術領域に入り込むために必要な要素に触れやすくはなりました。
また、2022年下期はフロントエンドグループからサーバグループの開発、イメージンググループからデバイスグループの開発に入り込みながらオンボーディングで必要な要素を再確認しながら改善していく取り組みも始めました。
セーフィーで働いているエンジニアの協力を受けながらエンジニア一人一人が成長していきやすいように、オンボーディングの強化に関しては来年度以降も継続して取り組んでいこうと思います。
さいごに
今回はエンジニア組織の課題について1つをピックアップして記事にさせてもらいましたが、
- 他の課題について気になる!
- セーフィーではどのような経験が出来るか
等、セーフィーに興味を持ってもらえましたら、ぜひご連絡いただければと思います。