Build 2020.28110 のリリースと一緒に新ライセンス形態 Floating Cloud Licenses
が出た。インターネット環境があればどのPCでもライセンス認証が通る。職場1・職場2や家それぞれの場所での開発用に、1ライセンスでドングル抜き差し無しでTDインスタンスを起動出来て大変うれしい。
https://docs.derivative.ca/Floating_Cloud_Licenses
導入方法
近日中にDerivativeのストアに登場するらしい。ストアに無い現時点(20210106)で購入する為にはメールで問い合わる必要がある。
※値段を書いていいか不明なので値段は伏せます
- DerivativeにメールをしてFloating Cloud Licenseの値段を聞く
- $███分のPayment TokenをDerivativeストアで買う
- 新規ライセンス購入ではなく、既に持っているCommercialライセンスをFloatingに切り替える場合は差額分のPayment Tokenを買う
- Floatingライセンスを買いたい旨をDerivativeにメール。既に持っているライセンス情報(= Floatingに切り替えたいライセンス情報)と「Payment Token買ったよ~」という旨を伝える
- Nadineから
.wbc
という拡張子のクレデンシャルファイルが送られてくる - クレデンシャルファイルをCodeMeter Control CenterにImportする。ドラッグ&ドロップして完了
早速使い始めたメモ
- ライセンスが固有PCに紐づく形ではなく、USBドングルもいらないので便利がいい
- 違うPCで同時にTDインスタンス立ち上げは出来ない
- 同PC内で複数TDインスタンスを立ち上げは出来る
- ドングルを使ったライセンス認証の場合、20秒に1回ライセンスチェックが走る。Floating Cloud Licenseの場合は起動時 "CodeMeter License check" の時1回だけ走る。この時にインターネット環境が必要・同ライセンスを使って他PCでTDインスタンスを立ち上げて無ければ認証が通る
おわりに
人柱としてFloating Cloud Licensesを今朝から使い始めました。
注意点見つけたら追記します。
使い始めてからの追記
- クレデンシャルファイルをインストール済のネット接続済PCだったら、なにも考えずTDを起動出来て最高に便利
- 作業場PC, 家PC, ラップトップで本当にちゃんと動いた。「1日のドングル抜き差しx2回の手間省略 & ドングル持ち運び忘れ保険」に1日$1弱掛けてると考えれば全然元を取れるぞ という体感
- Build 2020.28110 以降じゃないと動かない。昔のバージョンを使わなければいけない理由がある場合は要注意
- PC1でFloating Cloud Licenseを使ってTDインスタンスを起動した場合、このインスタンスを閉じるまでPC2ではライセンス認証が通らないので注意。(ラップトップでTDを使った後、ちゃんとTDを終了せずラップトップをパタッと閉じる --> 他PCでTDを起動出来ないので注意....)