はじめに
個人的な2024年 HOTY(Handheld of the Year)を発表します。
完全に個人的な見解ですのでご了承を!
第一位 GKD Bubble & GKD mini PLUS
黒い横型の筐体がGKD bubble、縦型のグリーンな筐体がGKD mini PLUSです。
どちらもSoCにはRockchip RK3566を搭載しています。
他のRK3566搭載機に比べて、開発ベンダーのStockOSが優秀なため非常にパワフルであり、セガサターンもかなり快適に動作します。
またbubbleではHDMI出力が可能ですし、両機ともにUSB-DACも利用可能で、レトロゲームの音質を数段階アップさせることが可能。
bluetooth-AUDIOドングルを使えば、ワイヤレスでレトロゲームの音楽を堪能することも可能です。
また、plumOS-GKDではイコライザー機能を搭載して音質改善も図っています。
何よりデザインがよく、ゲームギア風の外観を模したbubbleは最高!
mini PLUSはアナログスティックがない代わりに、3.5inc液晶が迫力ある見え方をするデザインがステキ。
第二位 TRIMUI BRICK
とにかく手に持った瞬間に「コイツ・・・すごく良い!」ってなる機種。
フロントフェイスがシンプルなデザインなのに、LEDでピカピカと賑やかにすることができます。
LEDの点灯パターンは複数あって「バッテーリーの残量」をLEDの色に反映する設定がお気に入り。
もちろんLEDが邪魔なら消すことも可能です。
3.5incでありながら1024x768の解像度の画面も美しいです。
ビルドクオリティ・ボタンの押し心地も非常に優秀で、全体的な評価ポイントは100点に限りなく近い機種。
現状CFW(カスタムファームウェア)は完全に対応していないものの、CrossMixOSが動作するのでエミュレーション機能に不満はなし。
USB-DAC、Bluetooth-AUDIOドングルにも対応していて、レトロゲームを高音質で楽しめます。
さらに操作性を快適にするための背面のショルダーボタンの設計図を配布しています。
第三位 MagicX XU mini M
商品カタログには「Rockchip RK3562」と表記されて販売されたものの、実際にはRK3326だったことが発覚した"いわくつき"な機体。
そんな残念なポイントを補ってもあまりある、ホールセンサースティックの出来の良さ、サイズ感、2.8inc画面の明るさ&綺麗さがポイント。
とにかく明るい安村を超えるほどのとにかく明るい画面がスゴイ。
発色も素晴らしく「白色がちゃんと白色に表示される」という当たり前のようで、当たり前でないことがしっかりできています。
2.8inc画面なので筐体サイズがとても小さく、それでいてショルダーボタンも押しやすい「丸みを帯びたデザイン」も好き。
また様々なCFW製作者やコミュニティーメンバーが集結して完成したCFWのplumOS_XU_MINI_Mによって、RK3326の限界性能を引き出したこともポイント。
第四位 POWKIDDY V10
3.5incの3:2画面というちょっと変わった機種。
3:2は一般的な4:3と比べて横長の画面なため、本体のサイズの横幅が大きくなるので全体的に「デカい!」と錯覚してしまうほど。
(前述したGKD mini PLUSと大きさはほとんど同じ)
POWKIDDYの製品とは思えないほどビルドクオリティは高く、特に背面の滑らかなデザインとショルダーボタンの押しやすさや、手に持った時のホールド感は他の縦型機を圧倒するほど良いのもポイント。
RK3326なので性能的には凄くないし、スティックもないのでGBAなど限られたレトロゲームを遊ぶのに適してます。
第五位 Anbernic RG35xxSP
折りたたみ式でコンパクトな「ゲームボーイアドバンスSP」を模した機種。
こちらもスティックがないので遊べるゲームは限られますが、やはりその携帯性の良さとパカっと開く筐体に心を惹かれます。
私が作成したCFWのデスクトップOSを利用することで、Bluetoothキーボードと接続して「ラップトップ」のような使い方も可能になります。
「ポメラ」みたいな文章作成デバイスのようにも使えますし、そのままレトロゲームを遊ぶことも可能です。
性能が低いのでブラウザは重たいですが、一応youtubeも閲覧できたりと無限の可能性を秘めています。
あと少し性能が高かったら良かったのになぁ・・・と思う日々を過ごしています。
第六位 POWKIDDY RGB20 Pro
ロマン溢れる外観に一目惚れ。
フェイスプレートが透明であり、下部の基盤をチラ見せしてくるところがイヤラシくもステキ。
なんてことを書いて変態っぷりを自覚させるRGB20 Proは3.5inc画面の縦型機で、RK3566搭載なのでパワフル。
他の3.5inc縦型機種よりも縦が長いのでホールド感が良いのもポイント。
また3.5incなのに1024x768の解像度を持つ画面は美しく、レトロゲームをより綺麗な画面で楽しみたい人に向いています。
plumOS-RNにも対応しているので、pyxelをフルサポートしています。
第七位 ・・・いやもうここらへんでやめておきますw
所管
他にも2024年には素晴らしいハンドヘルドが発売されており、大豊作な年だったと思います。
高性能なデバイスではないものの、今回HOTYに選出したハンドヘルドでも私は十分に楽しめており、まだまだ中華ゲーム機に飽きることはありません。
これからもロマン溢れるハンドヘルドが世に出てくれることを願うばかりですね
以上