Sakana Fugu Ultraを使ってみた
Fuguがリリースされて数日がたちました。
Proプランを契約して、Fugu Ultraで何度か遊んでみたので、感想を書いてみようと思います。
Fugu Ultraの感想です。Fuguは試してません。
結論
- 待ち時間が超長いので、張り付きタスクに使うものではない
- ロングラン、ヘビータスクでも、精度良さそう
- 軽量タスクにはタイパ悪い
Sakana Fuguとは
Sakana Fuguは、日本のAIスタートアップ企業であるSakana AIが2026年6月に発表した、「マルチエージェント・オーケストレーションシステム」(AIモデル)です。
複数の専門的なAIモデルを裏側で組み合わせて、1つの強力なAIとして機能させるという画期的な仕組みを持っています。
Sakana AI曰く、上位モデルの「Fugu Ultra」はClaude FableやMythosと肩を並べるレベルとのことです。
要は強いモデルから特徴的なモデルまで、色々なものを適切に複数束ねれば、強いよね。という感じでしょうか。
Fuguは、この束ねる所(オーケストレーション)でより効果を発揮できるよう、訓練、学習がされているとのことです。
Fugu Ultra感想
・推論の待機時間が尋常じゃなく長い
・アウトプット量が凄まじく多い
・精度、筋は良い
・メインじゃない指示が、稀にすっぽかされる
詳細
推論の待機時間の話
尋常じゃなく待たされます。
例1
私「このPDFの内容をレビューして」
Fugu「あいよ」
Fugu「...」
(10分待たされる)
Fugu「できたで」
例2
私「この実装、丸ごとやってみてほしいんだけど」
Fugu「あいよ、まずいろいろ調査するで」
(色々調査し始める)
Fugu「...」急に黙る
(20分待たされる)
Fugu「よっしゃ改修はじめるで」
: 実装がゆったり始まる
Fugu「できたで」
こんな感じで、10分くらい静かになるタイミングがあります。
Opusなどのthinking時間に比べても、長いです。
多分裏側で、AIをオーケストレーションしてるのでしょう。
アウトプット量が凄まじく多い
どかっと降ってきます。
例
私「このPDFの内容をレビューして」
Fugu「あいよ」
(10分間待たされる)
Fugu「できたで」
→ 1000行弱のレポートが流れ出す
One Shotでドカッと来ます。
例えば発表資料を精査させたら、
- 全体評価
- 一番大きな改善方針
- よりよくできる箇所6項目
- 各項目20行近い説明
- 説得力を増すために足すべき7項目
- 各項目50行近い説明
- 追加ページ案
- 想定質疑応答
- 表現面の改善提案
- 推奨する構成案
- 最終コメント
これが全部どか~っと降ってきます。
すごいね。圧倒されました。
精度、筋は良い
どか~っと降ってきた大量のテキスト。
一瞬鬱陶しいかも、と思いましたが、案外内容は良いモノです。
的外れな指摘や、長文の中で話がズレていく、みたいなのもなかったです。
この話も聞きたかったんだ~、という数手先の話も盛り込まれてました。
構成を差し替える提案とか。
質に関しては、体験はかなり良いです、今の所は。
メインじゃない指示が、稀にすっぽかされる
私「この資料をレビューして。結果はmarkdownで出力して」
Fugu「レビューしたやで」
(markdown形式ではない形で吐き出されるレビュー結果)
私「markdownで出して」
Fugu「...」(3分固まる)
Fugu「ほい」
(markdownで出てくる)
なんか、稀にすっぽかす気がします。
特に出力形式の指示を忘れられることが数回。
なんでやろなぁ。
その他
- トークンの使用量はそれなりにかかる
- Fugu Ultraをちゃんと使うならPro以上はマスト
- 今のところspotで使う限り、レートリミットはそこまで負担ではない
- (もしかすると出力トークンがかなり抑えられてるのかもしれない...?)
- 本業レベルで使うならMaxでもweekly limitがキツいだろう
- エンジニア以外が、調査とか統計、資料作成とかに使う用途、かなり良いのかも
- テキストの筋の良さとブレの無さに、強さは感じる
- エンジニアリングは待ち時間が気になる
- 人間が張り付いた作業に使うものではない
実装も一発でかなりの量を請け負ってくれます。
ここはまだ色々お試し中。
記事を書きながら、ゲームの仕様を丸ごと投げて実装をさせてます。
2時間以上のロングラン、現状よく働いているように見えます。が、果たして。
おしまい
精度は確かに良い気がします。
もはや並列作業が当たり前の時代、待ち時間はあまり気になりません。
ヘビーな作業を任せる選択肢になるかもしれないな、と感じました。
エンジニアとしては、ほったらかしエンジニアリングがどこまでできるかが気になります。
ここはもっと遊んで試してみなければ。