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UnityによるHoloLens開発環境&エミュレータ設定について

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注意:文中のツール類、バージョンは2016年9月時点のものです。最新情報は下記をご覧ください。

https://developer.microsoft.com/en-us/windows/holographic/install_the_tools


Unityを使用したHoloLensの開発環境構築、エミュレータの設定を行ったので、その手順をアップします。

失敗もしながらだったので、エラーが出て進めなくなった際の参考になれば幸いです。

基本的には

外部リンク:HoloLensのAR世界を疑似体験できる、エミュレーターの基礎知識とインストール、基本的な使い方 (2/3)

を参考にしてますが、上記記事の時点からバージョンが変わっていたり、

Unityのダウンロード方法が変わっていたりします。

また、上記の記事は既に何らかのアプリが存在する前提で

エミュレータ動作確認の手順が記載されていますが

まったくのゼロからスタートだとサンプルプロジェクトなんかも必要になりますので

そちらも合わせて手順に組み込んでいます。

サンプルプロジェクトのダウンロードについては下記を参考にしました。

外部リンク:HoloLensのエミュレータを起動し、Unityでアプリを作るまでの手順メモ


最初に

環境構築するPCが、必要スペックを満たしているか確認してください。

後ほど出てきますが、私はメモリが不足していてエミュレータが起動できないという状況になりました。


  • Win10。Homeはだめ。

  • 64bit 4コアCPU

  • メモリは8GB以上

  • BIOSで仮想化周り有効化されてること

  • GPUのバージョンも確認してね

詳細はこちら(https://developer.microsoft.com/en-us/windows/holographic/install_the_tools)


構築作業


1.事前作業1:Hyper-Vの有効化(想定時間5分)

 1-2.png

 事前作業として、Hyper-Vを有効化します。

 Win10環境で仮想マシンを使うための機能らしいです。

 コンパネ→プログラムと機能→左ペインにあるWindowsの機能の有効化または無効化→Hyper-V と選択。

 (Win10HomeEditionだと、このHyper-Vが無いので以後の作業が実施できない模様です)


2.事前作業2:必要プロダクトのダウンロード(想定時間5分)

 Microsoftのサイトに記載のある必要プロダクトをダウンロードします。

 5-1.png

 1.Visual Studio 2015のダウンロード

  Get Visual Studio Community を押してインストーラをダウンロードします。

  6-1.png

  7-1.png

 2.HoloLens Emulatorのダウンロード

  HoloLens Emulator を押してインストーラをダウンロードします。

  holo-1.png

  8-1.png

 ※HoloLens用のUnityはダウンロードとインストールが同時だったので

  後述の3.Unityのダウンロード&インストールを参照


3.Unityのダウンロード&インストール(想定時間30分)

 1.Download Technical Preview から Unity Download Assistantをクリック

  9-1.png

 2.UnityDownloadAssistant.exeの保存&実行

  10-1.png

 3.Nextをクリック

  11.png

 4.チェックを入れてNextをクリック

  12.png

 5.64bitを選択してNextをクリック

  13.png

 6.Nextをクリック

  14.png

 7.インストールフォルダを指定してNextをクリック

  15.png

 8.インストール中

  16.png

 9.インストール完了!

  18.png


4.VisualStudioのインストール(想定時間1時間以上)

 1.インストーラ実行

  19.png

 2.インストールの種類は「カスタム」を選択する。

  20.png

 3.前画面で「カスタム」を選択していると、「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」が選択可能。

  SDKを2種類入れる必要があるのか迷いましたが、害は無さそうなので両方選択。

  ※失敗Point すぐ下にある

   「Windows8.1およびWindows Phone 8.0/8.1ツール」を

   選択しなかったため(恐らく)、後述する作業10で想定外のエラーが発生。

   後からでもインストールできたのですが、

   最初からチェック入れておいてもよいかもしれません。


  21.png

 4.内容を確認し、「インストール」を押下

  22.png

 5.待ちます(けっこう待つ)。

  23.png


5.HoloLensEmulatorのインストール(想定時間1時間)

 1.インストーラ実行

 2.インストール先の選択

  25.png

 3.MicroSoftアカウントにサインイン

  26.png

 4.(私はVS初回ログインだったので)必要情報の入力

  27.png


6.サンプルプロジェクトのダウンロード(Unity)(想定時間5分)

 1.Project filesの中の「files」を押下してダウンロード実行

  28-1.png


7.サンプルプロジェクトのパッケージ化(Unity)(想定時間30分)

 1.7-SpatioalMapping-CompletedにあるOrigami.unityを先ほどインストールしたHoloLens用Unityで開く

 ※失敗Point ここで選択したファイルの階層が深く、後述作業8で

  ”参照しているライブラリのパスが長すぎ”エラーが発生。

  できればこの時点で上位階層のほうに解凍しておいたほうがよい。

  29-1.png

 2.Build Settingsを設定

  30.png

項目名
入力・選択

Platform
Windows Store

SDK
Universal 10

UWP Build Type
D3D

Build and Run on
Local Machine

Unity C# Projects
チェック有

 3.Player Settingsを設定

  Virtual Reality Supportedにチェックします。

  「Windows Holographic」が現れます。

  3-2.png

  Publish SettingsのSpatialPerceptionにチェックを入れます。

  サンプルでは音声認識使いませんが、一応Microphoneにもチェックしました。

  1-1.png

  2-1.png

 4.ビルド実行

 Buildを実行し、生成されたslnを次の手順で使用します。


8.サンプルプロジェクトのビルド(VisualStudio)(想定時間30分)

 1.UnityでビルドしたOrigami.slnをVisualStudioで開く

  31-1.png

 ※画面撮り漏れましたが、一回目はここで「パス長すぎ」エラー発生。

  上位階層にサンプルプロジェクトのzipを置きなおし、

  Unityプロジェクトのビルドからやり直しました。

 2.ソリューションのクリーンを実行

  32-1.png

 3.ソリューションのビルドを実行

  4-1.png


9.エミュレータ起動、そして失敗

 1.デバッグなしで開始

  37-1.png

 2.「Retry」を選択

  38-1.png

 3.起動したものの、エラーが発生。

  39-1.png

  「メモリが足りません」とのこと。。。

  8GBのメモリを購入し、後日リトライします!!


10.メモリ増設、エミュレータ起動、そして失敗、→リトライ&成功!

  ↓増設しました。

  40-1.png

 1.起動している模様

  41-1.png

 2.画面は出たが、明らかにOrigamiではない。。

  42-1.png

  コンソールを見てみると、エラーが出てました。

  エラー DEP6701 : 予期しないエラーが発生したため、ブートストラップに失敗しました: 'DEP6960 : ソース ファイルが存在しません: C:\Program Files (x86)\Common Files\Microsoft Shared\Phone Tools\14.0\Debugger\target\x86\1041\DiagnosticsHubMsg.dll'

  44-4.png

  確かにこのようなファイルは存在しないものの、何が原因のエラーかわからず、

  色々検索しながら調べていたところヤフー知恵袋に当たりました。

  外部リンク:visual studio community 2015のデバッグ時のエラー対処法を教えてください。

  やろうとしていることは違うけど、発生しているのは恐らくこれと同事象。

  カスタムインストールでフル選択したら解決したというので、

  対象を増やして再度インストールしてみることにしました。

 3.VisualStudioを再度カスタムインストール。

  今度は「Windows8.1およびWindows Phone 8.0/8.1ツール」のみを選択。

  (前述のエラーメッセージから、なんとなくこのあたりのツールが必要と判断した)

  5.png

  

 4.なにやらSDKを削除するといってますが、続行。

  46.png

 5.初回は「存在しません」と言われていたフォルダ/ファイルも無事に出来ています。

  さて。リトライ。

  47-1.png

 6.「更新が必要」と言われてしまいました。。

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 7.MicroSoftの開発者用サイトから新しいSDKをダウンロード

  6-1.png

 8.まず古いのをアンインストールせよ、と言われました。。

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 9.気を取り直して続行

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 10.ノールックでInstall実行

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 11.何やら出てきました。Spaceキーを押したところ・・・

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 12.Origami起動しました!!!キー操作も問題なし!

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環境構築を終えて

正直、エミュレータ入れるだけでこれだけ大変とは思いませんでしたが

調べながら解決していったので、良い勉強になりました。

これから開発進めていきます!