概要
git で作業していた時 core.autocrlf
の値がおかしかったので修正しようと思ったら
system
でも global
でも local
でもない場所に設定されていたのでハマってしまいました。
そんな設定場所の分からない項目を探せる、便利なオプションがありました。
環境
- Windows 10 Pro
git version 2.20.1.windows.1
探し方
結論から言うと --show-origin
1 オプションを使うと、どのファイルから設定されているかが分かります。
git config -l --show-origin
を実行すると一覧で取得できます。(内容は長くなるので省きます。)
Windows の場合3箇所以上にファイルが存在していました。
また、個別のファイルの確認コマンドと場所は以下の通りでした。
-
git config -l -f %PROGRAMDATA%\Git\config
- 場所:
%PROGRAMDATA%\Git\config
- 場所:
-
git config -l --system
- Git for Windows を使用している場合
- 場所:
C:\Program Files\Git\mingw64\etc\gitconfig
- 場所:
- SourceTree を使用している場合
- 場所:
%LOCALAPPDATA%\Atlassian\SourceTree\git_local\mingw32\etc\gitconfig
- 場所:
- Git for Windows を使用している場合
-
git config -l --global
- 場所:
%USERPROFILE%\gitconfig
- 場所:
-
git config -l --local
- 場所:
<Git Repository Path>\.git\config
- 場所:
特に1番はファイルの場所を知っていないと全く分からないです。
ちなみに項目の設定は以下のようにできます。(実行には管理者権限が必要かもしれません。)
git config -f %PROGRAMDATA%\Git\config core.autocrlf false
参考
-
--show-origin
は git 2.8 以降で使用できるようです。 ↩