JJUG CCC 2014 Spring で Java を使った SPA の開発事例について喋ってきました。発表資料はこちら。
セッションに参加して頂いた方々、本当にありがとうございました。
今回は事例紹介ということで、最初からある程度網羅的に話そうと思っていました。GW 過ぎぐらいまで仕事が猛烈に忙しく、なかなか資料を準備する時間が無かったのですが、週末にどうにか資料を作ってみたら盛り過ぎた感は否めず、結局スライドは飛ばし気味に口頭でひたすら喋る感じにしてみました。あまり緊張しない方なので個人的には大変楽しくお話させて頂いたのですが、スピードも早く内容も多かった上に、部屋が非常に広かったので後方に座られていた方は見づらかった思います。資料は事前にアップロードしておくべきでしたね……。発表後は様々な方に「面白かった」などと言って頂けてとても嬉しかったです。
発表内容について
今回 SPA 開発事例ということで発表させて頂いたんですが、そもそも発表しようと思った理由も幾つかあって、そのひとつは「Java に対する悪印象をもう少し軽減したい」ということでした。海外だと Web 系のスタートアップなんかでも Java を使っているところは多いのに、日本では Java と言うだけで DIS られる傾向にあるのが悲しいなと常々思っていて、少しでも面白い事例紹介が出来ればなぁと思ったのでした。「Java はつまらない」といった意見も良く聞きますが、個人的には別に Java を使っていてつまらないと感じることは少なく、言語的な冗長さはあるかもしれませんが、決して嫌いな言語ではありません。エンジニアとしては言語の機能のような表面的なことにこだわるよりも、「何を作るか」「どのように作るか」をしっかり考え、少なくとも自分にとって理想的だと思えるプロダクトを作ることの方がよほど本質的なことなので、「Java だから」と言って敬遠されてしまうのはやっぱり悲しいものです。使っている言語ではなく、それを使って何をしたかが大事ですし、もっと Java を使った事例紹介を増やしていけば多少は印象を改善していけるのではないかなと思いました。ですのでセッションでは(Java を土台としつつ)技術的な話だけでなく、例えばモデリングに対する考え方であったり、アーキテクチャの考え方なども幅広く喋ってみたつもりです。勿論、技術面でも聞いて頂いた皆さんに興味を持ってもらえるような内容を喋ったつもりですので、聞いて頂いた方に少しでも伝わるものがあったら嬉しいですし、感想を頂けると大変ありがたいです。
JJUG CCC の感想
カンファレンス自体の感想ですが、驚いたのが若い方と女性が非常に多かったことです。これは正直びっくりしました。高齢化が叫ばれて久しい Java ですが(笑)、これほど若い方や女性が沢山参加されているというのはやはり JJUG の皆さんの活動の成果なのかなと感じました。セッション内容も言語の話やコアな技術ネタのほか、Scala や私のような事例紹介までバラエティ豊かで、個人的には「聞いてみたい」と思えるセッションが多いイベントでした。今回は懇親会まで参加させて頂いたのですが、色々な方とお話することが出来て大変楽しかったです。
木曜日は Java Day Tokyo にも参加するつもりなので、またお会いする機会があったら皆さん是非お声がけ下さい。