139
89

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

月間売り上げ100万のサイトをWordpress で作ってみたーその0

Last updated at Posted at 2022-05-15

プログラムとビジネスって、やっぱり別の脳みそがいるよね

連戦連勝の諸先輩プログラマ方の集う場所で、Wordpressでサイトを作ってみた! 的な記事を投稿するのは恐ろしい事である。
そういうのはアメブロでやるようにお叱りを受けるやも知れませんが、それを承知でアップしてみたのは、プログラムとビジネスって、やっぱり別の脳みそがいるよねと
ビジネス、つまりサービスを立ち上げてお金を稼ぐという事と、バックエンドで動いているすごいプログラムって、パソコン画面見てる人からすると、ほとんど関係無いよねと思うからです。

20代でアクセサリーやジュエリー、インテリアのデザインをしていた時期に、沢山の職人さんと仕事をしていたのですが、技術的にすごい事をやってるものが売れる訳では全くなく、また、この人はこんなに凄いものを作れるのに、何故凄い技術を持ってしてこんなにダサいものを作ってるんだろうかと思う事が多々あり、プログラミング界隈でも似ているなあと思う事がよくあります。
日本の伝統工芸系の職人さんは、細部に至るまで色々と凄いのですが、それがファッションのマーケットで売れるどころか、ほとんどの伝統工芸は絶滅危惧種になっています。息子は跡を継がず、儂の代でおしまいや というぼやきを何度聞いたことか。
ZARAとかユニクロの中国やカンボジア量産品の方が何千万倍も売れてるわけで、創業家も今や大金持ちです。かたや日本の職人さんたちは、自分たちの家を工房に、家庭内手工業的に細々と日夜作業をしています。
エルメスやヴィトンみたいに、伝統工芸的なもの作りを原点にしているブランドも、それが売れている原因はモノ自体というよりも、マーケティングやブランディングなど別の所にあります。

個人開発で世界に向けて何かを発信できるというインターネットの夢

元々僕がウェブ開発したいと思ったのは、自分の身一つとパソコン一台で、世界を変えるようなモノを作れるんじゃないかという果てしないネットの世界に広がる夢物語です。就職に有利とかでは有りません。
そういう人多いと思うんだけど、日本で見渡すと、そういう個人というかたちで成功している人殆どいないよね。
2チャンのひろゆき(自称プログラマ)、ZOZOの前澤さん(プログラマでは無い)、オンザエッジの堀江さん(一応当時はプログラマだけど、初期はコード丸パクリしてたとか言ってたね)、孫正義(商売人)、winny の金子さん(凄いプログラマだけど、逮捕される)。くらいがパッと思いつく感じで、金子さん以外はビジネスマンである
ひろゆきや堀江さんなんか足元にも及ばない様なガチグラマーは沢山居るのに、彼らが生み出したものを越える様なサービスは全然出てこない

そういう事をよく考えるので、企業にいるガチグラマーの人と話す機会があると、どうして自分で何か作ってみないんですか? という子供のような無垢な質問をするんだけど、一言でいうと、大概が面倒くさいという返答である
バックエンドエンジニア 「そういう事考えるけど、(CSSのスタイリングとかフロントエンドのデザインとか色々考えてやるのが)面倒くさい」
フロントエンドエンジニア 「そういう事やろうと思うんだけど、(バックエンドは結局他の人に頼まないといけないから)面倒くさい」
フルスタック 「そういう事考えつくけど、(余分な時間ある時までプログラミングの事考えるのしんどいから)、寝てたほうが良い」
組織に入って、プログラミングが仕事になると、プライベートまでやろうとは思わないんだろうね。 レストランのシェフも、家では料理なんかしない的な感覚に似ているなあと。
日本の工芸系職人さん達も、同じような質問をしたときに、そんなん、何作っていいか分からん と言ってたいた事を思い出します。
そう考えると、有名な20%ルールで、自分の時間で自分の作りたいものを作らせてきたGoogleはやっぱりエンジニアファーストの会社なんだなあと。

コンテンツかプログラムか

枕が長くなりましたが、サイトやアプリを使っている人の9割8分くらいはプログラミングとは縁のない生活をしているわけで、後ろで誰がどういう言語でプラグラムが書かれている、何何のフレームワークを使っている、どこどこのデータベースを使ってるかなんてどうでも良いし、コンテンツがおもろいか、提供されてるサービスが便利なのか、それがほぼ全てな訳です。 HTMLとCSSだけの静的サイトでも、面白い記事や有益な情報が乗っていれば、それは人気になり、そこからマネタイズされていくわけで。
もちろん、アプリやサービスの操作感や安定性、セキュリティ等は後ろのプログラミングや環境次第なので、その点は全く重要です。ただ、今お話ししたいのは、初期の小さなアイデアを形にするような、小さなスタートアップのサイトやアプリの話です。
また、Google mapやGoogle Earthなどが登場した時のヤバい未来がやって来たヽ(´▽`)/感は、エンジニアリング無しでは現実不可能ですね。

Qiitaでも、サイトやアプリを個人開発してみた っていう記事は幾つか読んでみたのですが、APIからデータを抽出してリスト化し、アフィリエイトに繋げるとか、持って来たデータを定量化するといった、とてもプログラマらしいものだったので、もっとリアルビジネスとつながった泥臭いものを、Wordpressで作ってみた という ど直球な記事を今制作中のサイトの制作記として3回ぐらいで上げていこうかなと思っています。
元々はNode.jsとREACTで一から作ろうと考えてたのですが、自分一人でコストはほぼゼロ、制作期間2週間という目標を立てた時点で、プログラマ的エゴは捨てて裸一貫になり、フレームワークとプラグインをフル活用するという方向性に致しました。
果たして月100万円という目標は達成されたのか?最終回で公表予定です。
ぼちぼち更新予定なので、気長にお付き合い頂ければ、これ幸いです。

139
89
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
139
89

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?