はじめに
旅先から自宅のWindows10マシンにリモートデスクトップで入ると、操作のレスポンスが返ってくるのに数十秒かかります。
リモートデスクトップのUDP通信を無効化すると症状が改善しましたので、方法を記録しておきます。
サーバ側かクライアント側、どちらか片方の設定を変更します。
方法1: サーバ側でUDP通信を無効化する
ローカルグループポリシーエディタを開く
"RDP トランスポートプロトコルの選択"を開く
コンピューターの構成>管理用テンプレート>Windows コンポーネント>リモート デスクトップ サービス>リモート デスクトップ セッション ホスト>接続
ポリシーを"有効"、トランスポートプロトコルを"TCP のみ使用"に設定
コンピュータを再起動
再起動しなければ変更が反映されません。
方法2: クライアント側でUDP通信を無効化する
ローカルグループポリシーエディタを開く
"クライアントの UDP を無効にする"を開く
コンピューターの構成>管理用テンプレート>Windows コンポーネント>リモート デスクトップ サービス>リモート デスクトップ接続のクライアント
ポリシーを"有効"に設定
コンピュータの再起動は不要です
設定後、次回のリモートデスクトップ接続からUDPを使用しなくなります。
まとめ
モバイル回線のせいなのか、自宅のルータのせいなのか、ネットワークインターフェースのせいなのか、切り分けていませんが、こんな方法もあるということで。
本来、UDP通信は回線状況がよろしくない状況で効力を発生するような気がするのですが…。