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【42Tokyo】無知の利:募集要項から読み解くPiscine合格の秘訣

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Last updated at Posted at 2025-12-13

こんにちは
この記事を開いたあなたはきっと42Tokyoの入学試験Piscineについて知りたいはず。
そんなあなたがたのために今回は42Tokyoの募集要項をベースに入学試験Piscine合格の秘訣を考察します。

まず考えてください。募集要項とはなにか。
募集要項は、単に受験資格や応募手続き、入学試験の日程などがかいてあるだけだと思ってますか?
だとしたら、サラッと読めばいいですね。
大間違いです。
もちろん、それらはひとつひとつ重要な情報ですが、募集要項にはもっともっと重要なことが書かれています。

「どんな学生に入学してほしいと考えているのか」

この部分をしっかり読んで理解しないと、"入学試験「Piscine」"には合格しません。
とはいっても、ふつうの日本人ならば「入学試験」といえばテストの成績順に並べられて上から順番に合格が決まるもの、だとかんがえるのが普通ですよね。
日本の「学校教育システム」ではそのとおりだから、無理もありません。
だから「入学試験?いい成績をとれば合格するんでしょ?ならば、試験勉強だ。」という思考になるのは当然です。
でも、42Tokyoは、
フランス発のエンジニア養成機関
ですよ?いやフランスの教育システムがどうなのか私は知らないけど、すくなくとも日本の教育システムとは違うのだろうから日本的なアプローチで挑もうとするのは、もしかしたら間違ってるかもしれない。そこで、募集要項をちゃんと読みましょうという話です。

前置きが長くなりましたが、早速42Tokyoの募集要項を確認していきましょう。
https://42tokyo.jp/requirements/
入学の流れとかそのあたりは各自読んで手続きしてください。
今回重視するのは中段
"入学試験「Piscine」とは"
のところです。

入学試験「Piscine」とは、42 Tokyoの特徴である「ピアラーニング(学生同士で教え合う学習方法)」を駆使して、初心者も経験者もお互いに助けあいながらプログラミング課題に取り組む独自の試験です。
場所は42 Tokyo新宿キャンパスで、4週間にわたって行われます。

サラッと書いてありますが、これはもう入学試験「Piscine」の要約そのものです。
・「ピアラーニング(学生同士で教え合う学習方法)」を駆使する
・初心者も経験者もお互いに助けあいながらプログラミング課題に取り組む

ピアラーニングで初心者も経験者もお互いに助けあいながらプログラミング課題に取り組む

もうこれこそがPiscineです。これをしないひとは落ちます。ほんとうに。
でも、端的過ぎて分かりづらいかも知れませんね。詳しいことを読んでいきましょう。

従来の試験とはここが違います

はい、大きな字で「違います」ってかいてある。
違いますって強調してあるのに従来の試験と同じアプローチをしようとしている人、落ちます。(いいすぎ)
違うっていうんだから、なにが違うのか確認します。

重視されるのは、学ぶ意欲とコミュニケーション

この部分、「〜ではなくて、」の部分がないのですが、文脈から判断すると、 「従来の試験で重視されているものではなくて」 がはいりますよね。異論なし。
「従来の試験で重視されていたもの」とはつまり試験の成績ですよね。
要約すると
従来の試験とは違って重視されるのは、試験の成績ではなくて、学ぶ意欲とコミュニケーションである
ここ、すごくすごくすごく重要です。

中身を読んでみましょう

「エンジニアとして社会で働くには、技術だけでなく、他人と一緒に仕事を進めるスキルが欠かせません。これに倣い、42 Tokyoでは独りで黙々と取り組むだけでは決して解けない課題が多数出題されます。
Piscineとは 「選抜試験でありながら、他の受験生と協力しあう」 他にないカタチの試験です。」

ここ、全部肯定形で書かれていますが、否定形にしてみれば「こんなやつはいらないよ」っていうことになりますね。
・他人と一緒に仕事を進めるスキルがないやつ
・独りで黙々と取り組むやつ
・他の受験生と協力しないやつ
はい。こんなひとは42Tokyoの理想とは相容れない人たちです。
まあ、似たようなことを何度も言い換えていますが、文章で繰り返して書かれてることは強調であるから重要な意図があります。つまり、
・他の受験生と協力して一緒に課題に取り組むひと
これが42Tokyoがほしいと考えている学生像です。
ちゃんと書いてあるのに、Piscineでこうしないひと、落ちます。(またいいすぎ)

ハイ、次にいってみよう

42 Tokyoでの学習方法が自分に合っているかが分かる

入学してから「この学校は合わなかった」と思うことが、みなさんにもあったかもしれません。
42 Tokyoでは学生同士で教え合う「ピアラーニング」は入学試験の最初から最後まで、入学後も活用していきます。だから1日・2日の短期間ではなく、4週間という長い時間をかけてPiscineを受けることで、 42 Tokyoが本当に自分に合っているかを、入学前に確かめられます。

これはどういうことか。
42 Tokyoでの学習方法が合ってないひとは落とします。(いいすぎではない)
42 Tokyoでの学習方法ってなんでしたっけ?確認しましょう。
https://42tokyo.jp/curriculum/
ここに書いてあります。

「課題解決型学習」
与えられた仕様書を読み解き、公式ドキュメントなどを活用して自力で調査・開発を進める、現場さながらのプロジェクト型学習です。

与えられた課題を自力で調査・開発するスタイルが課題解決型学習です。

学生同士で学び、教え合う 「ピアラーニング」
42 Tokyoでは誰かの指導を待つ受動的な形式ではなく、学生同士が互いに教え合って学びを深める能動的な手法を採用しています。

教師不在で学生同士が互いに教えあうのがピアラーニングです。

この、2つが42Tokyoの学習方法なので、これが合っていないひとは落ちます。ほんとに。
教師に教わらないと学習できないひと、自分で能動的に学習できないひと、学生同士で教え合うのが苦手なひとは、42Tokyoにきても成長できないと思います。

でも、42Tokyoの入学試験Piscineに落ちても落胆しないでください。単に42Tokyoの学習スタイルに合わなかっただけです。
ITエンジニアになりたいなら他にもたくさん選択肢はありますし、むしろそちらのほうが成長できる可能性が高いかもしれません。
逆に言えば、42Tokyoに合格したからってたいしたことではありません。42Tokyoの学習方法に向いていると判断されただけです。Piscineに合格しただけで満足しちゃうひとがたまにいますが、Piscineに合格してもなんの価値もありません。42TokyoのCommon Coreを突破して、やっとITエンジニアの基礎が完了したというイメージです。

さらに、進みましょう。

プログラミングの「最初の一歩」を踏み出せる

これ、ちょっとよくわからないですよね、先に中身を見ましょう。

コードを一行も書いたことがなくても大丈夫。
初歩的な基礎学習からステップアップするため、プログラミングを本格的に学びたい初心者にこそおすすめです。難しい課題につまずいても、42 Tokyoなら周りの人のサポートを借りながら助けあって乗り越えられます。
何より4週間を毎日、コーディング課題に集中するので、濃密な学習体験を積むことができます。

ここまで読むと少し見えてきます。
確認しますが、この文章は"入学試験「Piscine」とは"の項に書かれています。
コードを1行もかいたことがなくても大丈夫とかいてあるのはどうしてか。そして「Piscine」とは入学試験のはずなのに、「学習体験」 と書かれている。これは「Piscine」が入学試験であると同時に、42Tokyoの教育システムに組み込まれているからだと思います。
どういうことかというと、「Piscine」は入学後の課題を進めていくための基礎学習になっているということなんです。
つまり、Piscineで学習したことが、入学後の学習において必須な知識やスキルとなる。
そうかんがえると、Piscine自体が42Tokyoにおける学習なのだから、Piscine受験のための「受験勉強」は必要ない。
公式に、コードを一行も書いたことがなくても大丈夫っていってるんだから、コードを一行も書いたことない人はそのままの状態で挑みましょう。
そして、プログラミングを本格的に学びたい初心者にこそおすすめというのは、なにも知らないレベルから体系的な教育を始めるということです。それこそが「Piscine」だということです。

これは私見ですが、Piscineの「受験勉強」には弊害があると感じています。
「受験勉強」したことで「自分は知っている」という自信が生じ、他の受験生とのコミュニケーションが減ってしまうことです。
「あー、このまえ勉強したなー、なんだっけなー」っていう思いが他の受験生に訊ねることを躊躇させます。
また、「既に知っている」ということによって、「学ぶ意欲」が低下する恐れがあります。
もし知らなかったなら「自分で調べる」とか「他の受験生に教えてもらう」という行動が必然になるけれど「知っている」からこそ、そういう行動が必然としてできなくなる。
結果として、重視されないはずの「試験問題の成績」はいいけれど、重視されるはずの「学ぶ意欲とコミュニケーション」は疎かになる結末が見えます。もういちど、重視されるのはなんだったか思い出しましょう。
 さらにいうと、42の課題は非常によく考えて作ってあります。プログラミングを知らないひとが、42の示す道筋に沿って学習していくことで必要な知識が身についていきます。しかし、少しでもかじってたりすると道筋通りに進めなくなって迷子になったりします。中途半端な知識が道筋通りに進むのを妨げてしまうのです。ですので、独学で中途半端な「受験勉強」をするくらいなら、何もしないで臨むことをおすすめします。
 でもどうしても予習したいっていう人、いますよね多分。どうしてもやりたいならどうぞ、止めません。でも、やるからには徹底的にやってください。他の人に教えられるくらいやってください。他の人に嘘を教えないくらいやってください。

それでは、「既に知っているひと」つまり経験者はどうしたらいいのか?
学ぶ意欲という点では「さらなる深みへ」、コミュニケーションで言えば、「他の受験生に進んで教える」立場になればいいんじゃないかなと思います。これによって、経験者と未経験者のコミュニケーションが促進されて両者win-winになります。経験者の側も教えることで、自分の知識の中で曖昧な部分を可視化させるでしょう。それは学び直しの重要な機会となり、より深く知るようになるのです。

さて、話をもとに戻しましょう。最期の部分を読んでいきます。

何より4週間を毎日、コーディング課題に集中するので、濃密な学習体験を積むことができます。

という文章を見ると、4週間毎日コーディング課題に集中するのが当然のように書かれていますよね。
はい、4週間毎日コーディング課題に集中するひとが合格ですね。

あとはずっと下の方に

多くの受験生が1日10時間以上をキャンパスで過ごします。

って書いてあります。
これは、1日10時間以上キャンパスにいるのが普通だよってことですね。
例えば、すごくコンピュータ・サイエンスの分野で優秀なひとが毎日2-3時間くらいキャンパスに来て、「試験問題の成績」がとても良かったとする。
果たしてこういうひとは合格するのでしょうか?

最後にFAQを見てみましょう。
https://42tokyo.jp/faq/
このAnswer部分にも意図が汲み取れる部分がたくさんあります。

「受験者の滞在時間は週平均35〜56時間 (毎日5〜8時間) となっています。
またイベントやコンテンツを平日の日中に行うことも頻繁にありますので、両立しながら合格するのは非常に難易度が高いです。」

わざわざこんなこと書くのは、週平均35〜56時間 (毎日5〜8時間)キャンパスに滞在しろってことです。
優秀な人なら毎日最低5時間、そうでないひとは毎日最低8時間は校舎で課題を解いてコミュニケーションをとれってことです。
さらには、平日の日中に行うイベントやコンテンツに参加しろっていうことです。
こう書いてあるのにそうしないひと、、、なんで?

「参加できない日が続くと試験に影響が出る可能性があります。ご注意ください。」

たまにイベントやコンテンツに出席できないことがあるのは仕方ないけど
参加しない日が多いと落ちるよって読めます。
こう書いてあるのにそうしないひと、、、なんで?

「入学試験「Piscine」の合否は、期間中のテストの採点結果だけでなく、課題への取り組み度合いや学習時間、仲間との助け合いなどを含めた総合的な評価で判定されます。」

これまで書いてきたとおり、重視されるのはテストの採点結果(だけ)ではなく、課題への取り組み度合いや学習時間、仲間との助け合いです。もちろん、テストの採点結果が全く見られないわけではありません。「重視」されるのがどっちかっていう話です。
こう書いてあるのにそうしないひと、、、なんで?

「受験前にプログラミングについて学習する必要はありません。
Piscineに向けた体調管理と、学校や仕事の休暇調整など、通学しやすい環境を整える環境整備を推奨します。」

ほら、「受験勉強」する必要ないって書いてあるよ。
入学試験→→→受験勉強しちゃうひと
こう書いてあるのにしちゃうのは、、、なんで?
4週間(正確には26日間)毎日10時間キャンパスに滞在することが重要だから、その間ずっと健康で過ごすこと、毎日来られる環境を整えておくことって言い換えられるでしょ。
こう書いてあるのにそうしないひと、、、なんで?

以上、ちょっと辛辣に書きましたが、強く書かないとわかってもらえないと思ってあえて書きました。
募集要項に書いてあることからこれだけのことが読み取れます。
Piscine受験者たちの体験記もたくさんあって、Piscineの雰囲気を知るためには非常に有益です。
でも、本当に合格したいなら公式の募集要項に書かれていることを信じたほうが良くないですか?
「読者の皆さんがPiscineに合格して、42 Tokyoで一緒にコンピュータ・サイエンスを学べる。」
そんな日を楽しみにしてこの記事を書きました。

ぜひ、がんばってください。

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