この記事は
Android端末でNFCタグにURIを書き込む際に二度と上書きされないようにNFCタグを読み取り専用にしたい場合が出てくると思います。今回はコーディング一切無しでそれらを実現する方法をご紹介します
用意するもの
使用するアプリ
NFCタグを読み取り・書き込みできるアプリがPlayStoreにあるのでそちらをダウンロードしましょう
使用するNFCタグ
特に理由はないですが比較的安価で評価が高いものを選びました
具体的な方法
書き込み可能か確認
まず、何もデータが入っていない空の状態のNFCタグを読み取って書き込み可能であることを確認します。「読む」のタブに切り替えるとNFCタグの読み取り待機状態になるのでお手持ちの端末のNFC読み取り位置に合わせて「書き込み可能」かつ「読み込み専用を作成可能」であることを確認してください
読み取り待機 | 読み取り完了 |
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URIを書き込み
URIを実際にNFCタグに書き込んでいきますhttps://
で始まるものもいいですしディープリンクでも大丈夫です
「書く」のタブに切り替えて「カスタムURL/URI」を選択します
書き込みタブ選択 | カスタムURL/URIを選択 |
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用意したURIをフィールドに入力して「OK」→「書く」を選択しましょう
URI入力 | 書くを選択 |
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NFCタグへの書き込み待機状態となるのでNFCタグを端末にかざして書き込んでください
再度NFCタグを読み込むと指定したURIがレコードに書き込まれていることが確認できます
書き込み待機 | レコードに指定したURIが書き込まれたことを確認 |
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上書きできないように読み込み専用に設定
このままでは悪意のある攻撃や意図しない上書きがされてしまう恐れがあります。そのためにNFCタグを実際に運用する際は読み込み専用にする必要があります
「その他」のタブに切り替えて「タグをロック」を選択します
読み取り専用にしたいNFCタグを端末にかざしてロックします(データがあらかじめNFCタグに書き込まれている想定です)
タグをロックを選択 | 読み込み専用にするための書き込み待機 |
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再度NFCタグを読み込むと「書き込み可能」の値がNo
になっていることが分かります
書き込みをしようとすると書き込みエラーが発生して書き込めないようになっていることも確認できます!
書き込みができないことを確認 | 読み込み専用にするための書き込み待機 |
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