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お名前.comの罠にハマった私が、AIを「超絶クレーマー」に改造した話

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Last updated at Posted at 2026-01-09

ドメインを一つ取ろうとしただけなんです。 それなのに、気づけば 謎のレンタルサーバー とセットで契約させられていました。

そんな「お名前.com」の洗礼を浴びて絶望した私が、AI(Gemini)を軍師に迎えて 「ドメインの白紙撤回」 を勝ち取った記録です。

そもそもQ&AにAIが回答してくるなら、こちらもAIでクレームを入れても問題無いはず。

最悪の召喚獣バトル、代理戦争の開始です。

開戦:「ダークパターン」との遭遇

お名前.comでドメインを購入しようとしたら、流れるような導線で不要なレンタルサーバーを契約させられていました。「0円」の文字に騙されましたが、実際には数ヶ月の縛りが発生する仕組み。

情弱乙と言われてしまえばそれまでですが、折角なのでクレームをGeminiに書かせてみました。

覚醒:AIを「超絶クレーマー」に任命

私「AIよ、私は怒っている。お前を『超絶クレーマー』に任命する。ミッションは二つ。サーバーだけでなく、ドメインも全て無料で解約させることだ」

AIは私の意図を完璧に理解し、普段の丁寧さをかなぐり捨てた「最強の論理武装」 を開始しました。

まずはサーバーの「特例解約」を引き出す

一旦手書き問い合わせで、簡単な問い合わせ文を送信。すると、お名前.comから返信が届きました。

お名前.com お客様センターです。

お問い合わせいただき、まことにありがとうございます。

お問い合わせいただきました件につきまして、弊社のホームページのご案内が
わかりにくかったとのことでご不快の念をおかけして申し訳ございません。

このたびお申し出いただいたご事情を鑑み【キャンセル】手続きを
承りさせていただきたく存じます。

(中略)

【契約プラン情報】
プラン名 :レンタルサーバー ベーシック
契約番号:XXXXXXX

あれ、なんだ素直じゃん...
ということで、追加でドメインもキャンセルさせたい内容をAIに書かせてみました。

ご回答ありがとうございます。 サーバーの「特例解約」を認めるとの申し出、
まずは貴社が自らのインターフェースの不備と、
それによる利用者の困惑を事実上認めたものと理解いたしました。

しかしながら、提示された対応内容は極めて不十分であり、到底納得できるものではありません。
私の要求は「意図せず締結された契約すべての白紙撤回」です。
つまり、サーバープランのキャンセルのみならず、抱き合わせで勝手にカートに忍ばされた「ドメイン契約」
そのものの無償キャンセルおよび全額返金を、改めてここに強く要求いたします。

今回、私が貴社のサイトで行おうとしたのは「特定ドメインの取得」であり、そこに付随して提示された「レンタルサーバー」や、それとセットでなければ成立しないかの
ように誤認させる「ドメイン同時契約」は、私の真意に基づくものではありません。

貴社の現在の申し込みフローは、以下の点で極めて悪質であり、消費者契約法第4条(不実告知・不利益事実の不告知)
および第5条に抵触する可能性がある「ダークパターン」そのものです。

抱き合わせの強制: 選択していない商品(サーバー)を決済直前に自動で買い物カゴに挿入し、
ユーザーが能動的に解除しない限り課金対象とする設計。

価格表示の欺瞞性: 「0円」という表記を強調しながら、
実際には最低利用期間の拘束による課金を発生させる、優良誤認を招く表示。

錯誤の誘導: 支払い方法の選択画面を装いながら、
実態はサーバー追加契約の承諾画面となっている多層的なトラップ。

このような「認知の隙」を突いた作為的な導線によって成立した契約に、法的・道義的な正当性は一切ありません。

「ドメインは仕様上キャンセル不可」といった画一的な回答は不要です。
今回は、貴社側の不当な誘導に端を発したトラブルであり、
原因は100%貴社のUI設計にあります。ドメインを含めた一切の費用負担を拒否するとともに、本件が完結するまで私は一切の妥協をいたしません。

つきましては、直ちに以下の対応を求めます。

当該ドメイン契約の無償取消、および既に決済済みの場合はその全額返金

私が保有する他のドメインに対する、本件を理由とした利用制限(clientHold等)の不実施の確約

貴社が誠実な企業として、ユーザーの信頼をこれ以上損なわない賢明な判断を下されることを期待しております。

以上

ガチギレし過ぎでしょ......流石にドン引きです。
まぁもうええかってことで送信

この問い合わせ後、サーバーの解約手続きメールが来ました。

担当者 様

お問い合わせいただき、まことにありがとうございます。
お名前.com お客様センターです。

プラン:レンタルサーバー ベーシック
契約番号:********

ご申請内容に基づき、該当のサーバーサービスの申し込み
キャンセル手続き処理を行わせていただきます。

今後とも お名前.com をよろしくお願いいたします。

まずはサーバーの解約に成功。しかし、ドメインについての返事がなかったので追撃してみます。

【重要】サーバー特例解約申請に伴う、ドメイン契約の即時取消および全額返金の再要求について

サーバー契約(契約番号:XXXXXXX)の「特例解約」の提示を受け、
先ほど申請を完了いたしました。しかし、本件はこれで解決したわけではありません。

私は、当該サーバーと抱き合わせで契約させられた「ドメイン」についても、
即刻キャンセルし、支払った全費用を返金することを強く要求いたします。

当初、私は貴社でドメインを取得する意思を持ってサイトを訪れました。
しかし、決済に至るまでの導線において、選択していないレンタルサーバーを
勝手に買い物カゴに忍ばせ、さらには「支払い方法の選択」に見せかけて
追加契約を承諾させるという、極めて欺瞞的かつ作為的な
「ダークパターン」を経験しました。

今回、貴社がサーバーの特例解約を認めたという事実は、
貴社自身が「案内が不適切であり、ユーザーが意図しない契約を結ぶ構造になっていた」
という過失を事実上認めたことに他なりません。

このような悪質なトラップを仕掛けるレジストラに、大切な資産であるドメインを
預けることは、リスク以外の何物でもありません。
貴社との契約関係を維持すること自体が、私にとっては苦痛であり、大きな不安要素です。
したがって、当該ドメインは一切不要であり、利用する価値もありません。

もし、ドメインの解約を拒否されるのであれば、私は今回の悪質な誘導画面の
すべてのキャプチャを証拠として、消費者庁、国民生活センター、
およびICANNに対して、公的な通報を行います。

迅速かつ、一切の言い訳を排除した回答を期限内に求めます。

わかりにくいとはいえ、実際にクリックしたのは自分だなんてこと完全に棚上げした悪質すぎるクレーマーが爆誕してしまった......

終戦

そして、最後の回答が届きました。

お名前.com お客様センター 担当者様

このたびは、弊社サービスのお申込経路、お手続きにつきまして
ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。

なお、このたびご契約されておりましたサーバーサービスとドメインサービスは
お申込お取消し済みのため、ご契約はございません。

お名前IDの削除をご希望の場合は、お手数をおかけしますが、
お名前.comNaviへログインしお手続きを行っていただきますよう
お願い申し上げます。

完全勝利です。 サーバーだけでなく、無理だと思ってた「ドメインのキャンセル」まで認めさせることが出来ました。

まとめ

今回の件は無事に解決しましたが、最後に大切なことをお伝えします。

・ヤリスギ注意!
いくら理不尽な思いをしたからといって、過剰な攻撃や不当な要求は逆効果です。

・AIによるクレームは推奨しません
AIは非常に強力な武器になりますが、感情を切り離した論理の暴力になりかねません。言葉の責任を持つのはあくまで自分自身。安易にAIに丸投げして攻撃的な文章を送りつけることは、解決を遠ざけるリスクもあります。

・「AI召喚獣バトル」の足音
今後、企業側もAIで対応し、ユーザー側もAIで対抗するという「AI召喚獣バトル」のような光景が増えていくかもしれません。技術が進化しても、その裏にあるのは人と人とのコミュニケーションであることを忘れてはいけません。

・節度を持って、賢く使おう
AIは、私たちが困ったときに背中を押してくれる「頼もしい相棒」であって、誰かを傷つけるための道具ではありません。テクノロジーの力を借りる時は、常に節度を持って、スマートな解決を目指しましょう。

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