PWAの事例はGoogleのCase
Studiesのページに多く紹介されています。
PWA Stats
は各PWAのコンバージョン率増加などのKPIの変化がリストアップされていて分かりやすく整理されています。
注意:
PWAを導入してコンバージョン率がxx%あがったという事例はほとんどの場合既存のPWAでないwebアプリとの比較です。断りが無い限りネイティブアプリとの比較ではありません。
ある会社がネイティブアプリを開発・運営していてwebアプリにはそんなに力をいれていなくwebアプリをPWA化した場合は当然コンバージョン率アップなどでいい数字がでます。
ネイティブアプリとPWAを比較したものでは無い事が多いので注意してくださいね。
いくつか事例を紹介してみましょう。
購入物件検索サイトのSettled
SettledのPWAは既存のwebサイトに比べページロードが3倍速くなり、コンバージョン数が23%あがり、コンバージョン毎のコストが14%下がりました。
航空券購入サイトのWego
PWA導入後訪問者数が26%増え、95%コンバージョン数が増えました。iOSだけみてもコンバージョン数が50%増え、セッション時間が35%アップしています。
インドのタクシーアプリOla
この事例はネイティブアプリとの比較の様です。
PWA導入後モバイルへのトラッフィクが68%増えました。PWAを使って予約したユーザーの20%が以前ネイティブアプリをダウンロードして消していました。
PWAのアプリサイズは約200KBなので、これはAndroidアプリの1/300、iOSアプリの1/500のサイズです。
Lancome USAのECサイト
PWA後コンバージョン数は17%増え、モバイルセッション数が51%増えました。iOSだけみてもセッション数が51%あがっています。
PWAに完全対応してないiOSでもKPI改善が見られているいい事例です。
Androidで一度PWAをホームボタンに保存したユーザーにはpush通知が送れます。そんなユーザーに対し1ヶ月に4,5回push通知を送ったところ、push通知を開いた8%のユーザーが購入しました。
カートに商品を入れて購入まで行かなかったユーザーに対してpush通知を送ったところ18%のユーザーがpush通知を開き、一度カートに商品を入れた後のコンバージョン率が8%増加しました。
Forbes
モバイルサイトをPWA化したことで、ユーザ毎のセッション数が43%増加し、広告を見た数が20%増え、エンゲージメントが100%増加しました。
PWAの事例は特に業態は関係なく様々なKPIが改善されているのが分かりますね。
Service WorkerなどPWAへの対応が遅れているiOSでもWegoやLancome
USAの事例からも改善が見られているのでネイティブアプリの様なユーザー体験を提供するだけでiOSでもKPIの改善が十分期待できますね。