概要
ちょっとした検証などで、クラウド上に仮想マシンを起動したい時があります。そんな時はEC2もいいけどGCEの方がお手軽かもしれませんよ、という話。
私とAWSとGCP
しばらく仕事でもプライベートでもAWSを使っていましたが、一年くらい前から仕事でGCPを使い始めて、ここ最近はプライベートでもGCPを触っています。
(私の知っているAWSは1年前で止まっているので、その点はご了承ください。)
GCEの素晴らしさ
GCPの認証が楽
Googleアカウントの認証になるので、ログイン済みであれば追加の認証は不要です。
シンプルなWebコンソール
GCEのUIはシンプルで、「1台インスタンスをさっと立てたい」という要望に応えてくれます。
GCEの画面を開き、「インスタンスを作成」、「作成」の2クリックで設定が完了します。
EC2では、新規インスタンス作成時にいくつも画面が遷移していくところに辛さを感じます。
無料枠
利用開始時に、300ドル分のクーポンがもらえます。(12ヶ月の制限あり)それが終了しても、マイクロインスタンス1台分の無料枠が設定されています。(米国リージョン限定)
詳細はこちらから。
プリエンプティブインスタンス
プリエンティブインスタンスは、GCPの余剰リソースで実行されるインスタンスで、勝手に終了される可能性がある分安く利用することができます。役割としては、AWSのスポットインスタンスに近いですね。違いは多々ありますが。
インスタンス作成時に、チェックボックスにチェックを入れるだけで使えるところが気に入っています。
実際の料金は、vCPU1つ、メモリ3.75GBのインスタンスで、通常料金が\$0.0610のところ、プリエンティブインスタンスは\$0.01325です。(どちらも1時間あたり)
https://cloud.google.com/compute/pricing?hl=ja
SSHの認証鍵の登録が簡単
WebUIから登録が可能で、指定したユーザの~/.ssh/authorized_keys
に自動でコピーされます。
作成、起動が早い
というのを聞いたことがあります。実際に試したところ、新規作成のリクエストから40秒で起動が完了しました。
まとめ
GCE(GCP)も悪くないですよ。